朽木ルキア大ブレイクの予感パート11 :  705氏 投稿日:2005/11/08(火) 15:25:58


『運命』、それは決められた道、決して抗う事はできぬのだろうか。
それは、硬く閉ざされた地獄の門の如く
それは、悚れ無きその花のように空へまでも踏み出し
もしも私が『運命』と出会ったならば、もしも私が『運命』に抗うならば―――――


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「総隊長からの呼び出しを受けた。ついてこいルキア」
いつも通り支度を済ませて隊舎へ向かおうとするルキアを呼び止める。
白哉がルキアを連れる事はそう多々ある光景であり、決して珍しい光景ではない。
支度を済ませた兄妹が揃って歩き出す。お互い一言も口に出さず、傍からみれば奇妙に映るだろう。
どんな呼び出しを受けたのだろう、という考えが浮かぶ。
しかし訊く事は許されぬ事のようで尚歩みを止める事はない。
ふと、白哉が立ち止まる。ルキアもそれにつられ立ち止まる。目の前には悠然とたたずむ巨大な扉。
勿論呼び出しを受けてもいない隊員が入る事は許されず、白哉もそこで待て、とばかりに合図を送った。
白哉が中に入ってしまうと、当然ながら外にいるのはルキア一人。
流石に一番隊の隊員でも、総隊長の前だからであろうか、扉の前を通ろうとする者はいない。
こう一人でいると、慣れた筈のルキアにも肌寒い孤独感が生じる。どこか嫌な感じのする風が寂しい廊下を吹き抜ける。
(寒いな…もう冬なのか。そう言えば私も朽木家に入って早三十年…)
ふと、誰も通らない筈の廊下が軋む様な音がした。
「ああ、ルキアちゃんか。おはような」
市丸ギンだ。普段から嫌がらせをしてくる、隊長なのに軽々しい男…。
あまり良い印象は無く、あまり聞きたくない声をいきなりかけられ、ビクッとばかりに後ろを振り向く。
「市丸…ギン…!!」
まさかこんなところでも出会うなんて。驚きに目を見開いて吐き捨てるように言うルキア。
そんな様子にはまったく気付いていない様なフリで、不気味な笑みを浮かべながら言葉を返す。
「アカンなぁ、仮にもボクは隊長やねんから…ホラ言うてみ?」
「すみませんでした…市丸…隊長…」

それを聞いたギンは満足っぽい笑みを浮かべ、ルキアの事などお構いなしというような軽快な口調を続ける。
「ええコやなぁ、ホンマルキアちゃんはかわええわ。
それはそうとして、どないしてこんなとこおんねや?普通隊員のコはこんなトコまで来うへん筈やけどなァ…」
「兄様のお供で」
解っているのにわざと問うギンに対して、およそ感情というものが籠ってない声で返すルキア。
それすら気にかけない様子でギンはさらっと流す。
「あぁ、お兄さんも呼び出しくろうたんか。
奇遇やな、ボクもくろうてしもてな…困ったなぁ、お兄さんが出てくるまでどないしよ・
…そや、ルキアちゃんボクとちょっとした遊びをせえへん?」
「結構です」
ルキアは素知らぬ顔でさらっと返し市丸に背中を向ける。
…しかし、次の瞬間、あられもないところに手を差し込まれる。
「なっ、何をするのですか市丸隊長!?」
いきなりの行動に、ほぼ悲鳴に近い声を上げる。
「だからちょっとした遊び言うたやろ?
でも、そんな声あげるとお兄さんとか総隊長さんが気付いちゃうんちゃう?
この姿見たらどう思うやろなぁ…」
実際、ろくに体をさわられた事のないルキアは艶かしい声ではなかず、気持ちの悪い感触に震えるばかり。
襟元から差し込まれ、胸を弄ろうとする手から逃れようと必死の抵抗で暴れる。
声はあげたくともあげられずに、どうしようもない事この上ない。
「おや?なんやルキアちゃん、まだ意外とウブなんやなぁ?
ボクはてっきりお兄さんに食べられちゃったん思うててんけど」
ギンに思いっきり恥ずかしい言葉を浴びせられ、ルキアは耳まで真っ赤にし、いやいやと首をふる。
更に恥ずかしいところを触られ、もう敬語を使う事など頭に思い浮かばない。
「や…やめろ…」
消え入りそうなルキアの声をよそに、ギンの指はピンクの先端に触れてみる。
「じゃあボクが初めてなんやな?
そら光栄やわぁ、さて、どないして開発したろか?」

嫌がるルキアを両手で服の内側からおさえこみ、そしてその指でルキアの胸の2つの突起を弄ぶ。
ルキアは逃れ暴れようとするが、男の力には適わず押えつけられてしまう。
初めてのルキアには気持ちの悪い感覚が上半身を這い回る。
「くっ…気持ち…悪い…」
再び逃れようと力を入れた瞬間、胸の突起を摘まれる。
「はっ…?」
上半身をかけまわる謎の感覚にルキアは困惑する。
その正体はわからずとも、何回も摘まれルキアの突起は硬直してきているのがわかる。
「やっぱりルキアちゃんのものは気持ちええなぁ、その困ったような顔もええわ。
…そや、ほなこっちはどうやろな?」
次は何をされるかわからないルキアに、ギンの手が下にまわされる。
そのまま、まだ湿ってもいないルキアのソコに到着する。
「なっ…何をする、やめろぉ…!!」
自分でも触ったことのない処を、しかも嫌いな男に触られ怒った表情を浮かべる。
まだ未熟なソコを今、触られている―――。
ルキアは渾身の籠め、やっとの事でルキアを突き飛ばす。
「…あかんやないの。一応ボクも隊長なんやけどなァ…」
「それでも…!!」
ルキアは身の軽さと貧民街で培った素早さを活かし、廊下の端まで逃げる…が、相手は隊長、わざと瞬歩を使いすぐに追いつかれてしまう。
と、ルキアの細く白い腕がギンの骨ばった手に捕まる。
「くっ…!!」
「残念やったなぁ、ま、ボクはルキアちゃんのそういうトコも好きやけどな」
いかにも楽しそうにギンは笑う。細い腕を掴んだ手の力を強めた。
そしてそのまま、ほんの痛みに顔を歪めるルキアの隊服から手を入れ、下半身へと片手を向かわせていく。
恥部に触れ、ルキアの反応を確認すると指をあててそっと上下させる。
「い…嫌だ…!」
ついには目じりに涙を浮かべ無意識な抵抗の言葉が口から出る。
しかし、ギンにとってはそれさえも楽しみの原因となるだけだ。
それどころか、更にとばかり指を立て、少し中に進入させた。
「ひっ…!?」
今まで感じた事のない感覚にルキアが混乱しそうになったその瞬間―――
朽木白哉の霊圧が移動したのを感じた。

「あらぁ…もう面談は終わってしもてんやな、残念やわぁ…。
ま、いっか。また今度やろうなルキアちゃん。」
そう笑みを浮かべルキアのソコから指を抜き、去ってゆくギン。
ルキアは一瞬のような、長いような嫌な出来事に惚けた表情でぼーっとしていた。
隊服も少し乱れていた…が、白哉が現れると同時に気を取り直し慌てて服を直す。
その焦りに不審を持った白哉が、
「…何をしていた?
「…いえ、何も…」
問うたのだが、しかしあのような事を言えるわけもない。
やや顔を俯かせながらルキアは答えた。
「…ならば何も言うまい。行くぞ」
白哉は六番隊隊舎の方へと足を向ける。ルキアもそそくさとそれにならった。
―――何があったか、薄々感づいてはいたのだが…


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その夜、食事もとり風呂にも入り就寝しようとしたルキアに白哉からの呼び出しが入る。
「…はい、わかりました。すぐに参りますゆえ」
そう使いの者に告げると、ルキアは布団から起き上がった。
寝る際に少しだけ乱れた白襦袢を直しつつ、廊下への襖に手をかける。
(なんなのだろうか、珍しくこのような時間に…)
と、襖を開けるルキア。
すると、眼前に広がるは寒々しい夜の景色。
木は葉さえつけていなく、肌寒くどこか物寂しい。うっすらと月夜の空の静寂。
その静寂に、決して大きくはないが白哉の部屋へと向かう小さな足音が響く。
その後に起こる事などまったく予想だにしないルキアは、綺麗だな、などともらしながら廊下を歩く。
どこか影のあるその顔…が白哉の部屋の襖を叩く。
「ルキア、只今参りました」
「入れ」
単刀直入にそう言われ、ルキアは静かに戸をあけた。

月の光が部屋を照らし出す。白哉は机に向かって何か書いていた。
ルキアは戸を閉め、その静寂を破るまいと静かに腰を下ろす、
白哉はしばらく書いていたが、突然口を開く。
「服を脱げ」
一瞬、理解が出来なかった。混乱が頭を占領する。
理解できても、しかし未だにその言葉が信じられずついつい訊き返してしまう。
「…はい?」
その問いに白哉は微動だにせず、支局冷徹な答えを下す。
「服を脱げと言ったのだ。3度目は言わぬぞ。」
それでもルキアはそうする事はできず、いつまでもぐずぐずしている。
―――数分がたった。流石の白哉も業を煮やしてくる。
筆を机に置く、と同時にルキアの視界から白哉が消えた。
何が起こったのか解らないルキア、しかし肩をつかまれると咄嗟に後ろを振り向く。
白哉はそのまま、未だ理解の出来ていない義妹の服の襟元を掴み、一気に襦袢ごと引きおろした。
「なっ…なにをするのですか兄様!」
不意をつかれ、一瞬にして一糸纏わぬ姿にされたルキアは声を荒げて反抗する。
しかし、白哉はその問いを無視しルキアの首元を細く整った指でなぞる。
「ふっ…ぅ…」
くすぐったさに反応するルキア、しかし次の時には口を何かで塞がれていた。
「んっ…むうっ…!?」
ルキアの目の前に影がかかる。近くなので見難いが、目を凝らすとそれは白哉の顔。
ルキアはこの光景に信じられぬと言った表情を表す。
(な…なにを…?)
勿論、ルキアにはこのような事は初めてであったがこの行為が何を示すか知らないわけではない。
(私達は…兄と妹なのでは…?)
もう、暫くの間がたっている。
苦しくて、悔しくて目じりに涙をためると共に、甘い感覚がだんだんとルキアを支配していく。
これではいけない…!!と、混乱する頭の中でやっとそれだけを導き出し、ルキアは両手に全力をかけて白哉を押した。
白哉がぐらついた瞬間を狙い逃げ出そうと身を翻すが、既にその腕は別の手が押さえ離さない。

「逃げられるとでも思ったか」
そう言われて悟る―――私はこの人から逃れることは決してできない、と。
それでも尚嫌悪感は強く、体は拒んでいたが。
諦めて全身から力を抜く。覚悟を決める。
ルキアの裸体が僅かにもれる月の光に艶かしく映る。
決して豊かな体格とは言えない、細くて触れると脆く崩れてしまいそうなその体、しかし逆にその美しさが際立つ。
ほぼ用事体系に近いながらも、どこか魅力のある体。新雪の如く純白で綺麗な体。
今それが、白哉の目の前にはある。普段感情を表に出さない白哉の喉が上下する。
白哉の指がささやかな胸に当たる。…多少ならぬ、ルキアが反応する。
その双丘は、白哉が触るとふにふにと変形する。
それは白玉の如く柔らかく、そして熱く、その中央にあるものもだんだん硬くなり始める。
まだルキアも気持ち言いというものは感じず、困ったような顔を浮かべる。
すると突然、白哉の指が双丘の頂上に触れる。そのまま、はじいたりしてその点を弄ぶ。
それに対応するかのように、ルキアの体に奔流が流れる。当の本人はまだこの正体を知らない。
ふと、その点を弄んでいた指が動きを止める。ルキアが何事かと不審に思ったその瞬間―――
「ひ…ぃっ…!!」
ルキアが甘い刺激に目を瞑る。白哉の指が先端を潰したのだ。
「に…いさま…っ!」
何度も摘まれ潰され、それに呼応する謎の甘い刺激に耐えながら途切れ途切れの声で中止を促すルキア。
勿論その声は届く筈もなく、それどころか興奮させるのみ。
白哉の巧妙な指さばきで、まるで教えるかのように“気持ちよさ”を蓄積させる。
さしものルキアもだんだんもどかしく、息が荒くなってくる。
「は…ぁっ、兄様……おやめ……ぃっ!!」
瞬時にルキアの目が見開かれる。その淵には薄い水滴がついていた。
「なっ…なに……ひっ!?」
今度は白哉の指爪がルキアの胸の先端を引っ掻いたのだ。
痛い、というのもあるが、徐々に“不思議な感覚”に変えられてゆく。
白哉は無言で月明かりに光るルキアの裸体を見つめ、指ではルキアをもがかしている。
摘んだり、潰したり、引っ掻いたりと飽きさせないようにやっていたのだが、ふと白哉が口を開いた。
「指は終わりだ」

その終わりという言葉に反応するルキア。
安心したのか、ほっと胸を撫で下ろすかのようなし草を見せたのもつかの間、次の瞬間には次の刺激がルキアを襲っていた。
白哉がルキアの胸の実を口に含んだのだ。
今までにない、だがルキアには快感ではなく、ねっとりとした気持ち悪いもの、としか捉えられていない。
「うっ…ぅ……いやで…す…!!!」
ルキアが必死の思いで哀願する。
しかし、見ているにも係らず、白哉の目には映らない。
乳房全体を舐め回す。相変わらず柔らかく、色々と姿を変える。
次にその頂上部分を口にくわえ、舌で転がす。
「んっ!」と僅かではあるがルキアが反応した。しかし未だに気持ち悪い感は拭えない。
暫くの間、ずっと中止を口に出していたルキアだが、いきなり
「あっ…いぃっ!?」
と高めの反応を表す。白哉の歯があたっている。
そのまま甘噛みすると、嫌々ながらも少しの反応を見せるルキア。
それに満足したのか、白哉はいきなり実を吸い上げる。
「ひうっ!?」
目をきゅっと瞑りルキアが声をあげる。何か解らず戸惑うルキアに白哉は追い打ちをかけた。
白哉は、そろそろとルキアに歯を近づけ…噛むと同時に吸い上げた。
「ひ…ひゃあっ!!」
吸いながらなので、噛む力が少し強くなるからか、それとも2つの“感覚”からか…
しかし“快感”というものを知らないルキアも驚く程の反応を見せた。
連続して続けられると、流石のルキアも目がとろりとしてくる。
この滑った気持ち悪ささえも、寧ろ“快感”の円滑剤となろうとしていたところに……白哉はルキアの乳首から口を離す。
そして顔を赤らめるルキアの体を一瞥すると…ふとある部分に目をつけた。
ルキアの整った顔をわざと真正面に向かせ、羞恥心を煽る―――と、再び唇を奪う。
「うむぅ…っ!?は…ひやぁ…」
抵抗しようにも口が塞がれて抵抗ができない。
そうこうしているうちに、白哉がある部分に手をのばす。

ほぼ初めての行為にまだ濡れてもいないルキアの恥部をいじりだす。
「は…はぁ…うむぅっ…」
始めは割れ目を指で上下しているだけのなのだが、心なしかルキアの声がだんだん興奮してきている。
しかし、唇を奪われているせいか十分に喘ぐ事すらできず、目を瞑り顔を赤らめていた。
白哉はその官能的な光景を見届けると、いきなりルキアの舌と自分の舌を絡めだす。
「…む…はぁ…っ」
口と恥部を同時に犯され、ルキアは不思議な気分になってくる。
決して嫌でなくはない、気持ち悪いような嫌悪感…しかしどこからか湧き出てくるようなもどかしい感覚…ルキアは徐々に、それに麻痺させられてゆく。
自分が声を発している事にも
それがだんだん女のモノになってゆくのにも気付いていない。
…すると突然、ルキアの下半身に何か違和感が生じた。
何かモノが入っている―――白哉がいきなり指をたてたのだ。
それと同時にルキアの舌と遊んでいた舌が引き下がり、代わりに何か生温いものが送られてくる。
「ん…むぅっ!?い…いああぁ…」
いきなり2つの場所の同時変化に耐えられずルキアは反応した。
口を封じられているため満足に喋る事も出来ず、下半身の妙な感覚からも逃れる事は出来ず、
ついには息苦しさと羞恥のため瞼のふちに涙を湛え哀願する。
その光景に満足したのか、白哉は口を離す。
ルキアはぷはっと息を吐き、さも苦しそうに呼吸をする。
しかし口の枷が除かれたからか、軽く安心…できる筈がない。
その分白哉は下の口を集中して攻撃する。
「は…やめっ…」
最初はまだ抜き差しのみ。それでもルキアは反応し始めていた。
ゆっくりとルキアのソコに中指を第一関節ぐらいまでいれ、再び引き抜く。
それをする度に小さく、だがだんだん大きく水の音がするようになる。
「ひっ…あぁぁ…っ…!!」
たったそれだけの事なのに、ルキアは敏感に反応する…と、
「ふぅっ…!?はあぁ…っ、…い…やです…!!」
突然ルキアの目が見開かれる。静かに瞼に湛えた光が頬を流れ落ちた。
クプ…という音をたてて、白哉の指がさっきより深く沈んでいく。
そのまま第二関節のあたりまでいくと、ルキアが苦しみ紛れに歯を食いしばる。
それでも息遣いは荒く、反応している事は隠せない。

それまで無言だった白哉が、ふと口を開く。
「ルキア…貴様はこのような安い娘だったか?」
わざわざ、言わなくてもいいような、恥を上塗りするような言葉を言い放つ。
それに対して、勿論ルキアは
「それは…」
と反論をしようとするが、
「兄様が今…ひあっ!?」
答えは最後まで言葉にさせてもらえず、白哉は一気に指を引き抜いた。
さっきからの謎の感覚に戸惑うルキアの気持ちを読み取ってか、白哉は攻めをエスカレートさせる。
「ひゃ…はぁっ…くっ!?」
体中を駆け巡る、甘くしかしその痺れにルキアは歯を食いしばる。
白哉は今度は、ルキアの恥部の陰核に刺激を加えだす。
「ふ…ぅ…ぁ…っ!!」
およそ“快感”というものを知らない筈のルキアがそれに踊らされる。
白哉は巧妙な、しかし的確な手つきで刺激を送っていく。
豆に触れ
「ひぃっ…!!」
摘み
「ふっ…いやぁっ…!!」
そして軽く潰してみる。
たったこれだけの行為で、ほぼ初体験である筈のルキアは間断なく声をあげる。
それに追い打ちをかけるかのように、更に行為を激しくさせていく白哉。
…ふと、指の動きが止まった。
まだ慣れていないルキアは、やっとの休憩とばかりに息を落ち着かせる。
息も落ち着くと、次は中止の言葉を紡ごうと口を動かす。
「止めて下さい兄様、もうこれ以上…んふぅっ!」
ルキアの言葉が途中で遮られる。白哉が再び攻めを開始したのだ。
言いたいのに言えない、そのもどかしさとこの行為に対する羞恥に目をきつく瞑り、顔を赤らめ、手は堅く握られている。

「いっ…つ…っ!?」
突然走る痛みと僅かな“謎の感覚”にルキアは強く言葉を震わせた。
核を軽く引っ掻かれる。その整った、やや鋭い爪で。
慣らせるよう、そして飽きさせぬように白哉の指は動きまわる。
しかし唐突に、再び手を止めて白哉が口を開いた。
「ルキア。」
「…はい?」
いきなり名を呼ばれ、何かと思いながら返事を返すルキア。
ルキアが目を開けたのを確認すると、今までに動かしていた右手とは違う左手を動かす仕草を見せた。
まさか、とルキアは目を見開く。
そう、そのまさかの通り右手は再び豆をいじりだし、左手さえもが刺激を加えだす。
「ひゃ…あん!!」
水音がルキアの耳に届く。しかしそんなものが聞き取れる筈もない。
核を集中して攻撃する右手をよそに、左手がルキアの割れ目に指を沈める。
そのまま抜き差しを繰り返し、右手では絶えず刺激を送り続け…ルキアのソコが痙攣を始めた。
「ふっ…ひあっ!!」
ルキアの体の方にも“快感”たるものが蓄積されてゆく。
(なんなのだ…この…謎の感覚は…!!)
そう思った矢先、白哉の左の指が内部で曲げられ、右の指が豆を挟んだ。
「ひゃああああっ!」
ルキアが声にならない声をあげた。
「きついな…」
それと同時に白哉も小声をもらす。
ルキアの内部はこれ以上にないと言うほどに白哉の指をしめつけ、ルキアの頭には白い閃光が走る。
白い閃光が走った直後、雷に打たれたかのようにルキアは背筋を張り、指先までをもピンと伸ばす。
そしてそのまま、ルキアの意識は闇に消えていった…

襦袢を着させ、布団に寝かせたルキアを見つめる白哉。
「…しばらく鳴らした方が良いか」
白哉はそう呟くと、自分もルキアの横に横たわり、深い眠りに引きずり込まれていった…。




希望、それを人が持ちえるのは絶望が目に見えぬものであるからか―――――



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