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朽木ルキア大ブレイクの予感パート7 :  276氏 投稿日:04/06/19 03:26

※続編になります。先にこちらをお読み下さい。


『そんなある日・一護とルキア編』


ピシッ
「あの…コン様、この位で宜しいですか」
ピシッ
「ダメダメ!あー全然腰が入ってないっ、もっと強く!」
「はい」
ピシッ
「うーーん。よ、良くなってきたッ」
ピシッ
「あうーーん」

「……どうするルキア、こいつを、よ」
突然降ってきた一護の声に、コンはマッハで居間の入り口を振り返った。
そこには、冷たくコンを見下ろす一護と顔半分が影になっている死神ルキアの姿。
「ネ、ネエさん…」
「あ、おかえりなさいませ」
なぜかメイド服を着て手に鞭を持っている義魂ルキアが、ニコッとする。
「な・に・を・し・て・い・た・の・だ? き・さ・ま」
「い、いやだなぁネエさ〜ん、そんな怖い顔」
コンの体には縄が回されている。言うところの亀甲縛り?
「あんたが縛ったのか、これ…」
一護が義魂ルキアに訊く。
「はい、コン様に教えていただいて」
「コン様?」
ルキアの目がきらりと光る。
「ちょ、ちょっとゴッコ遊びをしてたんスよ。何も悪いことはしてないっスよ」
「ほーお、ゴッコ遊びか、貴様…」
「ネエさ…ん…、許して…」

数分後、ガムテープで口と体をぐるぐる巻きにされたコンが
雨は上がったがまだ夜明け前の薄暗い空に、高く高く放り出された。

「あいつ危ないな、ここに置いとくの…」
一護はそう言いながら、転がった義魂丸を拾い上げる。
「この義魂丸も、かなり性格まずいんじゃないのか」
義骸に戻ったルキアも、起き上がってメイド服のスカートを引っ張った。
「まったくだ、従順にも程がある。考えなくてはな…、ほれ」
一護の顔にバスタオルが飛んできた。
「髪が濡れているぞ、服も脱いで乾かしたらいい。私はちょっと湯を浴びて来る」
「ん」

浦原がよほど風呂好きなのか、浦原商店には広々とした立派な風呂が備えられている。
どういう仕組みになっているのか24時間湯が湧き出していて、何時でも入れるようになっていた。
ルキアはゆっくりと透明な湯の中に身を沈めた。
一護の前では何でもない振りをしていても、虚から受けた暴力はルキアに大きな痛手を与えていた。
躰にまだ、触手の這い回った感触が残っている。
赤くなるほど乱暴にゴシゴシと躰中をこすっても、嫌悪感は去らなかった。
「ああ…」
小さく呻いて、ルキアは頭の上まで湯の中に沈めた。

上半身裸になって首にバスタオルを掛け、一護は窓の外を見た。
「夜が明けちまったか…」
ふあぁぁぁぁ…と大きなあくびをしながら、明るくなってゆく空を見ていると
パジャマを着たルキアが、髪を拭きながら居間に入ってきた。
「湯を使うか一護、気持ちよいぞ」
「いや俺はいい。雨も上がったし、家に帰って寝なおすよ」
……といっても、遊子に朝っぱらから叩き起こされるのがオチだけどな…
そんな事を思いながらハンガーに掛けてあったTシャツを手に取ると、ルキアも
「そうか、私も昨夜は寝そびれた。これから休むよ…」
と言いながら一護に近づき、Tシャツにさわる。
「あまり乾いていないな。貸せる服があればいいのだが」
「ああ平気。それよりもう寝ろよ。疲れた顔してんぞ」
「分かった、そうする。……一護」
ルキアは一護の腕にそっとふれた。
「…来てくれて嬉しかった」
居間を出て行くルキアの背中を一護は黙って見送った。

自分の部屋に戻ると、ルキアは倒れ込む様に布団に横たわった。
疲れきっていた。それ以上に寒気を覚えていた。
肩まで布団を引き上げ、手足を縮めて丸まる。
寒気は治まるどころかどんどんひどくなった。歯が小さくカチカチと鳴り出した。
寒くて堪らない。凍えそうだ。
凍えて死んでしまいそうだ…

「どっか悪いんじゃねえのかオマエ」
いきなり間近で一護の声がして、ルキアは飛び上がった。
「か、帰ったのではなかったのか」
一護は布団のすぐ脇に片膝をついていた。
「オマエの手が氷みたいに冷えてっから気になった。どうしたんだ」
「いや、どうもしない。少し水を浴びたので冷えたようだ」
「水を? なんでそんなこと」
「さっぱりしたくて…」
「………」
変だな。やはり普通じゃない。それにこの震え方。
「寒いのか」
「ああ……」答える声も震えている。
ルキアはガチガチ歯を鳴らしながら、全身で震えていた。
「ルキア、医者行こう。寒いのは水を被ったからじゃねえ。俺ン家は医者やってっから解かる。大怪我したり大量出血した時にこうなるんだ。ショック症状だコイツは」
「怪我などしていない。それに医者には行けぬ」
「そうかよ」
頑なな態度にカチンときた。
「んじゃしょうがねえ」
そう言って一護はジーンズのボタンを外し、ジッパーを下ろして脱ぎ始めた。
「な、何をしておる!」
「まだ、湿ってて冷たいんだよ」
「そうではなくて!」
「後ろ向け、背中側からあっためる」
布団に滑り込んで、ルキアの背中に胸と腹を密着させた。
「い…、一護!」
「冷て、まだ髪、濡れてんじゃねえか」
首に掛けていたバスタオルで、乱暴に水気を拭きとってやる。

一護が布団の中に入ってきた時、ルキアは驚いて逃げ出そうとしたが、後ろから手を廻され、しっかりと抱き寄せられて、その躰から伝わってくる熱に息が止まった。
……熱い。まるで溶鉱炉のようだ。
そう感じるほど自分の躰が冷えているのか、と気付く。
ごしごし頭を擦られて、言い知れぬ安らぎが胸に湧いてきた。
「手馴れてるな…」
「妹たちの世話で慣れてんだよ」
不機嫌そうな声が返ってくる。一護はバスタオルを放り投げると、手で乱れた髪を整えた。
「こっち向け」
おとなしくもぞもぞと向きを変えると、ぐいっと引き寄せられ、顔が一護の胸に押し付けられた。
体温が逃げないように、布団が頭から掛けられる。
……い、一護の胸が目の前に!
恥ずかしいのに逆らえない。それほど熱を必要としていた。
「一護、窒息する」
「ボケ、凍え死ぬよりましだろうが、我慢しろ」
絡められた足も熱かった。
「爪先まで氷みてえだ…。なんでこんなんなってるんだよ」
 
一護は腹を立てていた。無性に苛々する。
ルキアは何でも独りで抱え込もうとする。黙って耐えようとする。
ある意味、一護もそういう性格だった。人に心の裡を探られるのは好きじゃない。
だから人の心を必要以上に探ったりなんて事はしなかった。
なのにルキアが相手だと、なんでそれがこんなに我慢できないんだ。
「何があった?」
「いや…何も……」
「倒した虚はどんなだった」
ルキアの躰がぴくりと動いた。

「………」
「答えられねえのか?」
「別に…、普通の奴だ…」
ルキアが震えているのは寒さではなく、別の理由。
一護はそれに気が付いた。
「……言いたくねえなら言わなくていい…」
少しだけ優しくなる声
「だけど、泣きたい時には泣けよ? 俺の胸なら貸すぜ。我慢するな」
「…………」
ルキアは一護の胸に顔を埋めてじっとしていた。肩が震えている。泣いていたのかどうかは解からなかった。
一護はルキアの背中を抱きしめたまま、もう何も言わなかった。

長く感じたが、10分か15分位経ったろうか、ルキアがもぞもぞして布団から顔を出しプーと息をついた。
「暑い…」
「なにぃ、早く言えよ!こっちは暑くて死にそうなのをずうっと我慢してたんだぞ」
「もう大丈夫だ」ルキアは一護を見上げて微笑んだ。「ありがとう」
頬に赤みが差していた。まっすぐ見つめてくる瞳に射貫かれたようになって、うっ…と言葉を詰まらせた。
急にすべてが色付くように、抱きしめているルキアの感触が全身を刺激する。
細くてサラサラしている髪だとか、小さくて柔かそうな唇だとか…
微かな甘い匂いが鼻孔をくすぐる。まずい
そっと足を引く。勃ち上がってきた下半身に気付かれないように、ゆっくり布団から出ようとした。
体を起こすと、ルキアが小さな声で「一護」と呼んだ。
見ると、ルキアも上半身を起こし、恥ずかしそうな顔をして俯いている。
みるみる顔が朱に染まってゆくのを一護は唖然として眺めた。
「このまま……抱いてくれ」

5秒ぐらいは頭の中が空白だった。理解してからも固まったまま、穴の開くほどルキアの顔を見つめてしまった。
ルキアは泣きそうな顔になった。
顔から火が出そうなほどの恥ずかしさを堪えて、漸く言った言葉だったのに。
軽蔑されてしまったろうか…、女からこんな事を言い出すなんて…と思われたろうか。
一護が黙っているので、消えてなくなりたいほど切なかった。
……今のは間違いだ!忘れてくれ!
そう叫ぼうかと思った瞬間、一護が口を開いた。
「悪りィ」
……あ…断わられた。
血の気がサーッと引いていき、次の瞬間にはまた耳まで真っ赤になる。恥ずかしさで目が潤んできた。
「先に謝っとく」
……も、もう顔を合わせられない……え?
「…謝るって、な、なにを…」
一護はルキアにのしかかって、布団の上に押し付けた。
「これからすることをだよ」


パジャマのボタンが一護の手で、一個一個外されてゆく。
外しきると前をはだけて、胸の膨らみをさらした。
ルキアは赤い顔で恥ずかしそうに横を向いている。
そんな顔されると、抑え効かなくなるぜ
さっきから赤くなったり青くなったりしているルキアが可愛くてしょうがない。
それにルキアとこんな事をするのも、これが最後になるんじゃないかという思いがあった。記憶しておきたい、ひとつひとつを。
うつ伏せにさせてパジャマを袖から抜いて脱がせた。なめらかな背中に覆い被さって唇をつける。
「あっ」ルキアが小さく声をあげる。
背中のあちこちを舐めたり啄ばんだりして声をあげさせながら、手はパジャマの下に掛け、ショーツと一緒に掴むとゆっくり押し下げていった。

白桃のような小さなふたつの丘が現れる。
「ふぁ…っ」息を呑んで躰を固くし、ルキアはシーツに顔を埋めてしまった。
膝立ちになってパジャマを足から抜き取り、そのまま、横たわる華奢な肢体を見下ろす。
恥ずかしがってるルキアの姿に猛烈に興奮していることを自覚しながら、自分も下着を脱ぎ捨てる。
肩に手を掛けて仰向かせる動作が、少し乱暴になった。
ルキアの顔の両側に手を付いて、強く視線を絡めながら、大きく開かせた足の間に躰を割り込ませ、一突きで奥まで沈めた。
「あっ、あ」
眉が寄せられ苦しげな切ない表情に、さらに興奮させられながら抜ける間際まで引き抜き、再度激しく貫く。
「あうっ!」
躰を跳ねさせ、震えながら仰け反ったルキアの膣壁が、一護をきつく包みながら潤み始めている。
ひとつひとつ確かめるように一護は腰を引き、力強い動きで深く奥まで突き上げる。
その間、視線はルキアから逸らさず、上気し、浅い呼吸を繰り返しながら、突かれるたびに声をあげて悶えるその姿を、目の奥に焼き付けた。
「あっ…、はぁぅっ……、ああ…!」
快感がルキアのなかで昴まってゆくのが解かる。
愛液が溢れ、一護が腰を打ち付けるたびにちゅくっ、ちゅくっと水音が立つ。
「あっ…、あぅ…、んッ…」
一護が躰を起こして膝をつき、自分の太腿の上にルキアの足を乗せた。
両手は尻の下に差し入れきつく掴むと、激しい突き上げを再開した。
角度が変わってより深くまで到達し、ストレートな衝撃に最深部が疼く。
膣の上の壁を何度も一護の固く張り詰めたもので擦られて、あっという間にルキアは限界まで押し上げられた。
「はぁっ…はぁっ…あっ…わ、私……あ……あぁっ…だめになる……あ…っ…」
「だめじゃなくてっ……イクってんだルキア……イクって言えよっ」
一護のほうも寸前まできていた。速く強い律動でルキアを追い詰める。
「あ…、イクっ……一護!……わ…たしっ…あっ…やっ……イ…!!」
最後はもう声にならず、躰を大きく跳ねさせる。そのルキアの腰をつかんで一護も弾けるように精を放った。

ルキアは死んだように動かない。
ハァハァと肩で荒い息をつきながら、布団に手をついて躰を支え、一護はルキアを覗き込んだ。
「大丈夫か、おい」
うぅーんと吐息のような息をつき、ルキアが身じろぎをした。瞑っていた眼を半分開けて、長い睫毛越しに一護を見る。
涙で潤んだその眼があまりに艶やかで、改めて一護は感じた。
態度や口調に騙されていたけど……こいつ、こんなに綺麗な女の子なんだ。
一護がまじまじと見続けるのでルキアは手で顔を覆ってしまった。
今まで声を上げて乱れていた事がとてつもなく決まり悪く、その上まだ一護は、ルキアの中に入ったままだ。
足は大きく拡げられて、一護の筋肉の張った太腿の上に持ち上げられているし、腰が自分の秘部に密着している。
繋がった所からは精液と愛液の混ざり合ったものが流れ出て、辺り一面を濡らしていた。
……ど、如何しよう…、抜いてくれなどとはとても言えぬし、この体勢では動けぬ……
「何、恥ずかしがってんだよ」
一護が顔を覆っていたルキアの両手を掴んで退かす。ルキアは赤い顔をして眼を逸らした。
ところが一護はルキアの思ってもみない事をした。
そのまま手を引っ張ってルキアを起こし、自分の膝の上に抱え上げたのだ。
「きゃっ、い、一護!何をする!」
対面座位の形になって顔と顔がぶつかりそうな位近づく。
「悪りィな、まだ終わりじゃないぜ」
ひどく悪ガキっぽい顔で、一護はにやっと笑った。

躰から湯気が立ちそうなほど全身を火照らせてルキアは喘いでいる。
一護の左手が背中から廻されてルキアの左肩を抑え、
右手は、ほとんど密着しているふたりの躰の隙間に差し入れられ、乳房を軽く揉んでいる。
そうしながら、一護はルキアの耳に息を吹きかけ、小声で囁いた。
「耳は感じるんだろ? 気持ちいい時は、ちゃんと、イイっていえよ」
耳の穴に舌を差し込むと、ルキアは身を震わせ、膣の中もきゅっと締まる。
「言えよ、イイって」
「いい…かげんに…しろっ…」はぁはぁ言いながら怒っても、あまり効きめは無い。
「まだ足りないか、んじゃこれは?」
親指と人差し指でちいさなピンク色の乳首を摘まみ、すこし力を入れた。
「あっ、あぅっ…」
ぴくんぴくんと躰を振るわせる涙目のルキア。
敏感に反応するのを面白がって、背中に指を這わせたり、首筋や鎖骨にキスをする一護に、抵抗できずにされるがままになってしまう。
そのうちにルキアは「ぁ」と小さな声をあげ、羞恥心の滲んだ切ない表情で一護を見た。
ルキアの中に入ったままだった一護の分身が、むくむくと大きくなってきたのだ。
「ほらな」
「な…、なにがほらな、だ…」
「すぐだぜ?」
躰の中が奥まで一護でいっぱいにされる。襞が押されて拡げられる感覚に、対抗するかのように入り口がきつく締まる。同時に愛液が溢れだす。
……ああ、また潤ってくる。私の躰は一体……
哀しそうな顔で俯いているルキアを、一護は両手で抱きしめる。
そのまま足をゆっくり伸ばし、それから手を離して上半身を倒していった。

不安定な姿勢で残されたルキアが戸惑っているうちに、一護が躰を倒しきると、ぐいっと押されるように突き上げられた。
「ひゃうっ」と声を上げて首を反らす。今までで一番奥まで届いている。突き刺さっているかの様な鋭さで。
「一護…」
一護の腹に手を付いて躰を支えながら、不安なのか、ルキアの眼がすがってくる。
その視線をしっかり受け止めながら、つと手を伸ばし、胸の先端の突起を弄んだ。
「あっ…やっ…」
「いくぜ」
いきなり下から思いっきり激しく突き上げられ、躰が浮いた。次の瞬間には自分の重みで落ちてきて、最深まで一護に貫かれる。
「あ! ……くぅぅっ!」
一護はそれを繰り返す。速く、力強く、何度も、何度も。
体重の軽いルキアはポンポンと跳ね跳ばされ、まるでロデオ状態。
奥にがんがん突き当たるたびに、下腹に痺れが走り、頭が真っ白になる。
「はあっ、あぅ! あっ、や! んんっ、ん! あっ、ああぁ!!」
……壊れる、壊れてしまう!
力が入らなくなって倒れそうになると、腰を両側から捕まれ、さらに烈しく突き上げられる。
「あっ、あっ、あっ、んっ、イくっ、ああ! い…一護っ、イってしまう!」
「イけよ、ルキア! イけっ!!」
「あ! うっ、うっ、あああぁぁぁ!!!」
目の前が白く輝き、何も解からなくなる。快感の渦の中で翻弄され、気が付くと必死で一護にしがみついていた。
優しく抱きしめられ、一護が髪を撫でている。
「よしよし」
と子どもを宥めるようにされ、嬉しく思う反面、少しむっともし、お陰で気持ちが落ち着いた。
「少し休憩しようぜ」
と言う声にトロンとした眼で頷いてから、ルキアは大きな瞳をいっぱいに開いてぱちくりさせた。
「きゅ休憩って、一護! わ、私はもう無理だ」
「休めば平気だって」
これが最後になるかも、と思っているので、一護はかなり貪欲になっていた。
正直いけるトコまでいってやる。そういう覚悟だ。
腹筋を使って、よっ、と起きあがると「風呂に入ろう」と誘う。
びっくりしてふるふると首を振っているルキアに、意地悪く「だってオマエのジュースでベタベタだぜぇ」と煽ってみて、
ゆで蛸のように真っ赤になるのを(可愛いコイツ)と楽しんでいる。
躰がふわっと浮いて、ルキアはまた一護に抱えあげられてしまった。

風呂場の壁も床のタイルも白い色をしている。
明るくなった外の光が窓から少し差し込んでいて、湯気の立ち込めるファンタジックな世界だった。
透明な湯が湯船から溢れ、タイルの上を暖かく濡らしている。
浦原のことだから和風かと思いきや、湯船は洋風で、ゆったりと横になれるようになっていた。
ざっと湯を被ると、一護は湯船に飛び込んだ。
「うはーー、最高」
手足を伸ばして天井を見上げる。ルキアは洗い場で盛大に泡を立てて、一護の目から隠すように、躰をすっぽりと覆ってしまった。
「一緒に入んねえ?」
「けっこうだ」
何をつんつんしてるんだ? いちいちルキアの反応は面白い。
シャワーヘッドを手にとって湯を出し、ルキアに向けた。
「き、貴様っ、何をする!」
足の方から湯をかけて泡を吹き飛ばし、だんだん上のほうにかけてゆく。
「こ、このっ、たわけっ」
首のあたりを残して泡はなくなった。いまさらと思うのだが、一護に裸身を見られてルキアは焦っている。
白く輝くような肌。ちいさめながら魅力的なカーブで盛り上がっている乳房。
普段は隠れていて、刺激すると可愛らしく起き上がってくるピンク色の乳首。薄く引き締まった腹。すんなりと伸びやかな脚。
小さく丸みをおびた柔らかな尻は内側からほんのりと桃色が透けている。
「あまり…見るな…」
そう言われても目が離せない。
ルキアは諦めて湯船に入ることにした。そのほうがまだ見られずに済むだろう。
広い湯船は二人で入っても十分余裕がある。
「むこうを向け…」
大人しく壁側を向いたので、ほっとしてそろそろと湯に足を入れた。
甘かった。腕がスッと伸びてきてルキアの腰を捕まえる。
「あっ」バランスを崩して、一護のほうに倒れこみ、大きな水飛沫があがった。

「ば、ばかものっ、ほら頭から湯を被ってるではないか!」
一護の足の間に座らせられてしまったルキアは、振り向いて怒っている。
髪の毛から滴を垂らしながら一護は、平然とルキアの額に手を掛け、自分の肩口に押し付けると「いいから、ここに持たれてろ」と言う。
戸惑いながらも、ルキアは一護の胸に躰を持たせかけた。
……なんて穏やかな気持ちになれるのだろう……
湯気とお湯と大きな躰に包まれて、幸福感に眼を瞑る。
一護が気が付いた時には、ルキアは一護の肩に頭をあずけて眠っていた。
安らかな寝顔だった。軽くルキアの躰を支えながら、一護はふっと微笑んだ。

「ぅう〜〜ん」自然と目が覚めた。
あ…眠ってしまったのか私は。そう気付いて躰を起こし振り向くと、一護がのぼせた顔でぐったりしている。
「すまない、私はだいぶ長く眠っていたのか?」
「そうでもねえけど、のぼせた。窓開けてくれねえ?」
「わ、分かった」
曇りガラスの窓を少し開けると、涼しい朝の空気が流れ込んできた。
湯船から這い出した一護は、洗い場のタイルの上にうつ伏し、長々と横になっている。
ルキアは一護の側に膝をつき、覗き込んだ。
「大丈夫か、一護」
「……風が気持ちいい…」
「起こさず、待っていてくれたのだな…」ルキアは少しジーンとして言う。
「さわりたいの我慢して待っていた」「…………」
「やりたいの我慢して待っていた」「…………」
「挿れた…」
「分かった分かった!すまなかったな、礼を言う」
「礼はいいけど……」めずらしく一護は口篭もる。
「頼みあんだけど…」
「なんだ?私に出来ることならするぞ」
「…後ろからやっていいか」
「は? 後ろからというのはどうゆう…」
一護は躰を起こし、真顔でルキアに向き直った。
「そのまま少し前に手を突いて」「こ、こうか?」「そう、それで腰をあげて」「え? こう…か…?」「よし、動くなよ」
一護はルキアの後ろに回ると、足を開かせて自分の躰を割り入れた。

「あっ!!!」
ルキアはあまりに恥ずかしい体勢に気づき、猛烈に慌てた。
「一護!! いやだ!この格好は!」
逃げようとしてもガッチリと腰を捉まえられている。
「ルキア、悪りィけど窓開いてんだ。風呂場だから声響くし、朝っぱらから近所中に聞こえちまう」
そう言いながら、丸見えの秘部を指で拡げ、狙いを定めて自分を差し込んで行く。
「あぁ……っくぅ……」ルキアは必死で声を抑えた。
根元まで埋めると、一拍置いて、激しい突きが開始された。
「ぁ……ゃ……ぃゃ……ぁぁ!」
そして、声よりも高く腰を打ち付ける音が響いた。
パンッ パンッ パンッ パン……
「ぁぅ ぁぅ ゃッ ぅ!……」
四つん這いの姿、そして打ち込みと同時に鳴り響く音、ルキアは耐えられない羞恥に錯乱しそうになる。
しかし、そうして苦悶の表情でフルフルと震えている姿さえ煽情的で、一護を狂わせる。
指がくい込んでいる柔らかな尻の感触、折れそうな細い腰、華奢な肩、揺れている髪。
その内に漸く音もまずいと気が付いてスピードを緩めた。
大きく腰を引いて抜き差しを繰り返すと、ルキアの内側の襞が熱く絞めつけながら絡み付いてくる。
速く浅く動かすと「あっ、あっ」と喘ぐ。腰を密着させて円を描くように回すと「くぅぅ…」と鳴く。
最初きつかったルキアの中の滑りが良くなってきて、一護は快感に呻いた。
「濡れてるぜ、すごく気持ちいい、オマエの中」

その言葉にルキアの下腹がきゅぅぅんと疼く。
……こんな格好は嫌なのに、なぜ感じてしまう……私は……私は……
ぽたっ……ぽたっ……見つめているタイルの床に雫が落ちる。
「ルキア?」
一護がルキアの様子に気づいて、心配そうに声を掛けてくる。
「どうしたんだ、痛かったか?」
首を振って小声で「違う…」と答える。
一護は慌てて、ルキアの中から自分を抜くと、ルキアの躰を起こして抱きしめた。
「な、泣くな!悪かった。無理させちまった」
「違う…」
「ほんと悪かったよ。泣かないでくれ。頼む!」
「こ、声がだせぬし…」
「あ?」
どうも、言う事がよく解からない。かなり混乱しているようだ。
「ここではいやだって事か?」
頷くと同時にボッと火がついたように赤くなる。
「はっきり言やぁいいだろ、そーゆーことはよ」
「そうだな…」フフっとルキアは涙の雫のついている顔で笑う。
威張り散らしてズケズケとものを言ってたくせに、変な奴だ。
ルキアを抱き上げようとすると「いちいち運ばなくて良い!自分で歩ける」
と抵抗したが、無視して部屋まで運び、布団の上に降ろした。

「じゃ遠慮なく、声をあげてくれ」
「一護、私はもう『後ろから』というのはいやだぞ」
「もうしねーよ」
覆い被さりながら一護は優しく言う。
「前から、つーのにしておく…」
「んっ……」

ルキアを全身で味わうようにぴったりと躰を重ねる。
体重は掛けないようにしながら、ゆっくり律動させた。
波の上に板を置き、腹ばいになって揺られている感覚。
躰の下にルキアという海がある。小さな存在の中に大きなエネルギーを秘めていた。
包み込み、慰撫し、きつく締めつけたかと思うと、深く、際限なく、一護を呑み込んでゆく。
目を閉じて、感じるままに身を任せていると、潮が満ちるように高まって来る。
ルキアの息遣い、自分を呼ぶ声が、音楽のように心地よい。
硬く張り詰めたものが、更に膨れ上がる気がした。
それに纏いつくルキアも、これ以上ないほど濡れている。
「イっていい?ルキア。オマエんなかに出したい」
「一護…、イって……、わ…たしも、…もう……、あ…」
両手の指と指を深く絡め、強くシーツに押しつけた。
背中を丸め、ルキアの首筋に噛み付き、数度激しく突き刺して一護はイッた。
そそぎ込まれる熱い奔流を受けて、ルキアも達し、快感の波に何度も身を震わせた。

   ◇      ◇      ◇

そのままことんと眠りに落ちていたルキアが、ふと気づくと、一護が横で起き上がっていた。
片膝を立て腕を乗せ、前を向いている。
真剣に何かを考えている横顔だった。
もう一方の手がルキアの目の前にあった。
「一護の手が好きだ」ぽつんとルキアは言う。
一護は前を向いたまま、しばらく黙っていた。

「俺はたぶん、もう、オマエを抱かねえ」

時間をかけてその言葉を呑み込んでから、ルキアは答えた。
「そうか…」
「あぁ」
一護は立ち上がって服を着だした。
ルキアもそれを見て黙って服を着る。
店の上がりかまちに腰を掛けて一護が靴を履くのを、ルキアは立って見ていた。
一護が外へ出ると、自分もサンダルを履いて外に出る。
太陽が眩しかった。
「あー、カンペキ朝がえりだ。うちは朝が早いから、もう飯も終わってるな」
独り言のようにそうつぶやいて、一護は背中を向ける。
「じゃ」「ああ」
一護がゆっくり遠ざかって行くのをルキアはずっと見送っていた。

表情も解からないほど離れてから、振り返るのが見えた。
躰を半分こちらに向けて、じっと立っている。やがて歩いて戻って来た。
「どうしたのだ」
一護はルキアをまっすぐに見る。
「忘れ物をした」
言って躰を折り曲げると、顔が重なった。ルキアの唇が一護の唇で塞がれていた。
一瞬、時が止まる。
ルキアが眼を閉じると、朝日があたって、瞼のなかがキラキラと輝いていた。

「俺は鈍いから、自分の気持ちにも、なかなか気がつかねえ」
「いちから始めたいんだ」
ルキアは言葉が出なかった。呼吸も忘れて一護の顔を見つめていた。
「一緒にあちこち出掛けよう」
胸がつまって、ただ、うなずいた。

「夕方、浅野たちと会うけど、オマエも来る?」
ルキアは微笑む。「…行くよ」
「んじゃ、そん時にな。それと、悪りィけど、後でコンを探しといてくれるか」
「分かった」
「じゃあな」
「ああ」
今度は本当に姿が消えるまで見送って、浦原商店のなかに戻った。
コロンと音をさせて、木のサンダルを脱ぎ、居間に入ろうとして固まった。
そこには見慣れたライオンのぬいぐるみが踏ん反り返って座っており、ルキアの顔を見るなり卓袱台を叩いて「ネエさん、朝めし!!」と喚いたからだ。
ルキアが心底驚いたのは、言うまでもない……。



(完)