朽木ルキア大ブレイクの予感パート6 :  817氏 投稿日:04/03/26 12:46

※続編になります。先にこちらをお読みください。


恋次×ルキア』


その日も尸魂界は晴れていた。

俺は瀞霊廷にある自分ん家でうつらうつら午睡をしていた。誰かが戸を叩いた。
「あー?開いてるぜー、入れよー」
入ってきた奴の顔を見て、俺は飛び起きたね。
「ルキアじゃねーか!オメ…どうしたんだよ!!」
「久しぶりだな恋次、元気だったか」
「あ、あ…なんだよそりゃ」
「邪魔して良いか」
「あ、おおっ…入れよ」
俺は呆然としながらもルキアを家に招きいれた。
「……きたないな」
「う、うるせー! 一体なんだ突然現れて、オメーあっちで暮らしていたんじゃねえのか?」
「些細な用件で中央に呼び出されてな、もうそれは済んだのだが貴様がどうしているか・・・
気になった訳でもないが、まあ、顔ぐらい見ておくかと思ってな…ほれ、みやげだ」
「あ?気持ちワリィな…まあ、茶でもいれてやる。座れよ」
「ああ…」
板の間に腰をおろすルキアを見て、俺は正直、気持ちが浮き立ってしょうがねえ。
だいたい死覇装を着てやがる、なんだか懐かしい姿だ。
「久しぶりだな、テメーのその格好見るのは」
「そうだな、やはり落ち着くよ…それにしても貴様の方はまた随分派手だな、おんな物の着物とは…」
「休みの時はいつもこんなだ、素肌に一枚、楽なんだよ。つーか粋だろ?」
「粋…か?」
ルキアは笑っている。そんな明るい顔を見るのもやっぱ久しぶりだ。
「…まだ謹慎は解けぬのか?」
ふと表情を曇らせてルキアが聞いてくる。
「首がつながっただけでも御の字だな。いろいろ助けてくれる人がいる、心配いらねえ」
「そうか」
ほっとしたような顔で茶を啜っている。

―――あん時、張り詰めていた暗い影は消えたなぁ。

目の前に、打ちのめされていたルキアの姿が浮かんでくる。
苦痛に満ちた目で俺を見たオメーを、俺は救ってやれなかった……

―――けれどこのままにして置く気はさらさらねえ!!

あのときルキアに屈辱を強いたあの下衆野郎どもの正体は、もう九分九厘掴んでいる。
あとは俺なりのやり方で決着をつけるだけだ……

「どうかしたのか、恋次?」
黙り込んだ俺に、ルキアが気遣って声を掛けてくる。
「いや、なんでもねえ」
その後は昔話や知り合いの話で盛り上がった。

それにしても、なんかオメーきれいになったよな……
まるくなったってか、女っぽくなったってか……
幸せそうだし……

―――あいつか? あのガキが側にいるからか?! くそっ

頭の中に浮かんできやがった子憎たらしい野郎の面を、俺は思い切り蹴飛ばした。
せっかくルキアと二人っきりなのに、てめえは邪魔だ!

―――二人っきり?

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・やべえ・・・・・・・・

「恋次、私はそろそろ……」
とルキアが腰を上げるのと、俺が咄嗟にこう言うのとが同時だった。
「ルキア、一回抱かせろよ」

なにっいってんだっおれっっ!!!!!!
ルキアは一瞬氷結したが、すぐに立ち上がると
「邪魔したな、達者で暮らせ」
と言い置いて、すたすたと戸口へ向かう。
いっいやまてっちょっちょっとまてっっ!!!!!!!

「まてよ!ルキア…」
俺が回り込んでルキアの進行方向を塞ぐと、ルキアはきっと俺を睨んだ。
「たわけっ 其処を退け!」
やべー…やべー…めちゃめちゃ怒ってるよ。ど、どうする

「オメーあんとき、済まねえって言ったじゃねえか!」

ルキアが目を見開いて俺を見た。

「俺に済まねえって言ったろ…」

ゆっくりと俺から視線を逸らし、床の一点を見つめて固まっている。
俺はルキア以上に自分の吐いた言葉に驚いていた。

ルキアがあん時した事は、俺を助けるためだった。俺がなんで死にかけてたかってゆうと
ただ一言、ヴォケだったからだ。済まねえのはこっちのほうだ! ルキアじゃねえ!
だけどまた無意識に声が出る。

「あんな形で終わらせたくねえ……ちゃんとオメーを抱きてえ」

・・・・・・・・・・本音だった。
自分でも気がついてなかった本音が、口を衝いて出てくる。
ルキアは口をきゅっと結び、身動きもしねえ。
ゆっくりとだけど大きく胸が上下している。………あたりめえだ。
あん時の事を思い出させただけでも、俺はルキアにひでえ事をしている。
それどころか、それをネタに……

「卑怯だぞ…貴様…」ルキアは苦しげに声を絞り出す。

わかってる。俺は卑怯だ。卑怯者は黙っていた。それでまた暫らくの間があった。

「一度だけだ……」
え?なんてった今、ルキア!
「誰にも言うな……」
「あ、ああ」
「誰にも…だ」
「……わかった」誰にも…が、誰を指しているかもわかった。

ルキアはくるりと向きを変えると、座っていた場所まで戻って来、そこに刀を置いた。
それからそっぽを向いたまま
「風呂を借りるぞ」
と言った。顔は俺に見せねえけど、声だけは普通の調子に戻っている。
「ああ、そこだ」
死覇装を着たルキアが風呂場に消えるのを見てから、
俺は『よっしゃあぁぁ!』と声に出さねえでガッツポーズ。
今わかった、俺、スゲエ悪。良心の呵責? んなもんより嬉しさの方が勝つ!
興奮しまくりながら、きょろきょろと辺りを見廻す。隣りが俺の寝ている部屋だ。
畳の上に、朝起きたまんまに布団が引きっぱなし。周りもごちゃごちゃ。
しょうがねえ、今更片づけるってもなあ

ウロウロしているとルキアが風呂から出てきた。襦袢姿になってる…うおっ
湯を浴びたらしい、俺のそばを通るとき、湯気と一緒にルキアの匂いが鼻をくすぐった。
そしてそのまま、すたすたと何の躊躇いも無く、布団の引いてある部屋に入っていくじゃねえか
………………
と、とにかく、お、おれもフロはいるか? い、いや、べつにおれまいあさフロはいるし、
べ、べつによごれてねえしっつーか、おれフロはいっているあいだにルキアがきゅうに
おもいなおしてかえったりしたらっつか、いやもうぜってえ逃がせねえ!!!!!から、やめ!

俺も部屋に入っていくと、ルキアは布団の横に座ってた。
か、可愛い…押し倒してめちゃめちゃに奪ってやりてえぇぇぇーーっ
と思ったけど、ルキアを痛めつけるようなマネはしたくなかったんで、
ゆっくりやろうと心を決めた。……すげえ努力要ったけど……
そばによって襦袢の襟に手を掛けると、ルキアの手が俺の手をそっと押し止めた。
そしてしゅるっと腰紐を解くと襦袢をさらりと脱ぎ、そのまま布団に身を横たえた。
……ルキア、オメーほんとに潔いぜ。………俺が脱がせたかったのに、チッ

でも俺は感動していた。ルキアの全身が何も隠す事無く俺の目の前にある。
細えことは細えけど、柔らかくて優しい体つきだ。乳は、ちっちぇえ…な、やっぱり
けど仰向けになっても形を保ったまま、可愛らしく上を向いている。
すげえきれいだ。
ルキアは目を閉じ、口も結んで、静かに呼吸している。
両腕は身体に沿って下ろされ、身体から力を抜いて、ゆったりと横になっている。
俺も全部脱ぎ捨てて、ルキアの顔を挟むように両肘をつき、体重を掛けねえようにしながら、身体を重ねた。
俺の下でルキアの胸が大きく上下している。怯えてんのか? それなのに平気な振りをしているのか? 
ちくりと罪悪感が胸を刺す。
キスしようとしたら、ぎりぎりの所でフイっとルキアの唇が俺のをかすめて逃げた。
まぁいいさ、無理強いはしねえ。
身体をずらし、小さなピンク色の乳輪を口に含んだ。ぴくっとルキアの身体が反応する。
舌をまわして乳首を起こしてやる。俺の唾に濡らされて、それは宝石のように輝いた。
ルキアの堅く閉じられた膝と膝の間には俺の脚が挿し込まれ、割り開き、俺は手を伸ばして秘部をまさぐる。
ふっくりと柔かな二つの丘とその中心のきりりと揺るぎないクレバス。
少し濡らしといた方がいいな…そう判断して俺がまた身体をずらそうとすると、ルキアが身体を起こして脚を引いた。
「それは……止せ」
「……駄目かよ」
「駄目だ。」
ちっわかったよ、無理強いはしねえよ!

けどなぁ…ルキアは身体を俺に委ねちゃぁいるが、すげぇクールだ。
こりゃ濡らすのには時間が掛かる。そんで俺の方はあんま時間をかけたくねえ。
てか無理。初体験トキと変わんねえ、ぜんぜん余裕ないっス。
頭を抱え込んだ俺に、その時、天のひらめきが!!
「あ!アレつかおう」
「な、何だアレって」
「たしか、この辺に……(ガサゴソ)」
「なんなのだ、アレって!!」
俺が探し出したのは、遊び仲間からもらった、ごく小さな壷だった。
「何が入ってる…」
ルキアが不安そうに訊いてくる。
「潤滑剤」
俺は封を切って中の透明なゼリー状のものを見せてやる。俺もはじめて見る、今まで使った事ねえからな。
「それをどうするのだ?」
「塗る」
右手の人差し指と中指にそれをたっぷり掬い上げ、左手をルキアの背にまわして、ガシッと肩を捕まえる。
ルキアが驚く暇も無く、俺はクレバスにそれを塗り付けた。
「あっ」身をよじるがもう遅い。俺の人差し指はさらに秘孔のなかにするりと滑り込む。
「くっ…」秘孔の内側の壁に、人差し指を回しながら潤滑剤を塗り伸ばした。
ルキアはもがいて、腕を俺の胸に突っ張るが、無理、もう観念しろって。
俺が手を放すと、逃れたルキアは布団の上に突っ伏した。
「貴様……」
肩で息をしながら、ちょっと涙目になって睨んでくる。
「何をした? あ、あついぞ」
「あ?」
「息もくるしい……」
なんだかルキアの身体が内側からうっすらと桜色に変ってってる…

「……変だ…」
俺も心配になってきた。
「どれ、ちょっと見せてみろ」
ルキアの膝に手を乗せた。
「きゃあ!!」
俺はびっくりしてルキアの顔を見た。ルキアも驚いた顔をして俺を見返す。
「………」
「………い、いや、これは…」
俺は無言で今度はルキアの二の腕をすっと撫で上げた。
「ひゃあぁん!」
「!……」
「まっ…待て! 違う! これは違うのだ恋次!! …きっ貴様、何を笑っている!!」
そうか、そーゆーことか、これをくれた時、悪友がニヤニヤしていたワケが判ったぜ。
俺はルキアににじり寄った。
「や…やめろ恋次! やめ…」
振り回されている両手をつかまえる。ルキアは肩で息をつきながら、羞恥心を全身に滲ませている。
上気した顔で不安そうに俺を見上げた。
―――――たまんねえ!!!!!!

「いれるぜ?」
「ま、待て…今、身体が…変…なのだ。こ、今度にせぬか?」
「さっきは潔かったじゃねえか、覚悟を決めろ」
「う」ルキアの抵抗が少し弱まる。
俺はルキアの両手を放し、細え身体を抱きしめて、押し倒した。
ペニスの先端がルキアのクレバスをこじ開け、襞をくぐり、奥へ侵入していく。
「あっ、ああっ、」
俺の腕の中で、ルキアは悶える。

ルキアの中は柔らかく、暖かく、盛大に濡れている。滑らかに俺を受け入れるけど、締め付けがきつい。
「力、抜けよ」
「あ……………」
スゲエ快感だ、一気に貫いて、烈しく腰を動かしてイっちまいてえぇぇ
くそっ、ゆっくりだったな……。
俺は身体を起こした。
ルキアは桜色に染まり、うっすらと汗をかいている。両手をルキアの乳に伸ばす。
柔かくなめらかで内側にかたさの残る手ごたえ。
小さな乳首を手のひらで刺激しながら、ゆっくりと揉んでやる。
「あっ……く…」
ルキアは俺の動きに、どうしようもなく反応する。
奥から熱い愛液が湧き出して、俺のモノを包み込む。導かれるままに深く挿し込んでいく。
絶え間なく漏れる喘ぎ声を、首を振り、拳を口に当て、指を噛んで、ルキアは必死でかみ殺している。
わかってんのか? そそるんだぜそれ。
俺はもっともっとルキアを煽ってみたくなる。追い込んで追い込んで昇りつめるまで…

ルキアの両膝が胸につくほど、身体を折り曲げてやると、ペニスの先端が奥の壁を擦り、ピストンするたび、じゅぷっじゅぷっと淫らな音があがる。
「く…うっ………あっ……あっ……」
背を反らすルキアの、閉じた瞼に涙が滲んでいる。
俺は結合部に目をやった。ルキアのきれいなピンク色の襞の中を、俺の剛直した物が貫いている。
それはある意味残酷なほど、淫靡な眺めだったけど、俺にとっては感動的だった。
――――――俺は今、ルキアの中に入っている―――

「見えるぜルキア、オメーの中に俺が入っている……」
「……言…うな……」
熱い息を吐きながら、ルキアは羞恥心でさらにあかく染まる。
そんな顔も、俺に見せてくれんだな、ルキア
俺はピストンを速め、ルキアの奥をえぐるように動いた。
「はぁっ…はぁっ…はぁっ……」
俺もイキそうだ…
腰を煽らせながら、ルキアの膝を揃えて片手で押さえ、あいた手で小さな肉芽をとらえて指の腹でこすり上げた。
その瞬間! ルキアの全身が細かく震え、咽喉の奥からつまったような声が…
「きゅ」

きゅ?
「おい、ルキア、どうした?」
ルキアの身体から、急速に力が抜けてゆく。
おいおいおい…マジかよ。あ―――、失神しちまった。やべえ……
揺すっても起きねえ。
ハァ―――――

……まぁしょうがねえ、起きるまで待つか。
俺はルキアに布団を掛けてやり、ついでに腕枕もしてやる。
ちくしょう、どうしてこんなに可愛いんだコイツ。
もう、ずうっとこうして居てえ……

五分くらい経って、ルキアは気がついて身じろぎした。
「おい、ヘーキか」
「………………」
ぼーっとしている。無言で上半身を起こし、またそこでボ―――ッ
「おい、よう、何とか言え」
ぼーっとしたまま襦袢を手にとって起き上がる。
「あ? どこへ行く」
「…風呂…を借りる…」
「帰る気か」
「…………」
「こっちはまだ、終わってねえ」
「…そう…か…済まんな……」
俺は風呂場に向かおうとするルキアを捕まえた。
「終わってねえって言ってんだろ!」
「……!」
正直、ルキアの後ろ姿に欲情した。
ケツみせて、ぽてぽて歩いてんじゃねえ!!
後ろから抱えて布団の上に押し倒しちまった。
駄目だもう、抑えきれねえ。
後ろから膝を割る。
まだ濡れているそこへねじ込むように入れた。
腰を持ち上げ、一気に奥まで突き入れる。
欲にまかせて、烈しく腰を打ちつけた。
ルキアを痛めつけてる事はわかっていた。こんなちいせえケツだ。
背中が強張っている。ときおり上がるかすれ声は苦痛を訴えていた。
それでも、止められねえ。
俺の中を炎が荒れ狂う
ルキアに消えない何かを刻み付けるために。
「あ…… あ……っ」
声が微かに甘く変わる。なかがとける。腰が俺を求めて揺らいだ。
「…くっ…ルキア!」
心臓の鼓動にあわせて、俺は弾を放った。何度も。からっぽになるまで。ルキアの中で果てた。


汗が冷えて行く…

ルキアがそっと俺の下から滑り出て、風呂場に入って行く。
冷えていくぬくもりを抱きしめるようにして、俺は動けないでいた。
やがて、風呂場から出てきたルキアは、死覇装を身に纏っている。
置いてあった刀を差し、静かに戸口へ向かい、座って草鞋の紐を結んでいる。
立ち上がって戸に手を掛けたルキアに、俺は呼びかけた。
「ルキア!」

――――愛してるぜ!
と続けようと思ったのに、声は出なかった。
ルキアは振り向いて少し笑い、それから外の光の中に消えた。


(完)