朽木ルキア大ブレイクの予感パート13 :  689氏 投稿日:2006/07/29(土) 00:03:37


レプリカT


朽木家の奥座敷。豪華な寝床の敷布の上で、白哉がルキアを膝に乗せ、後ろから抱いている。
勿論、何も身に着けてはおらず、慎ましくも大きく広げられたルキアの両脚の間には、太い肉の楔が打ち込まれている。
「ルキア」
「はい…」
「目を開けねば、何も見えぬぞ」
意地悪く言われても、硬く目を閉じて、首を振るばかりだ。
それもそのはず、目の前の壁面は全て鏡貼りとなっている。目を開けたなら、あまりにも恥ずかしい姿態が、嫌でも見えることになる。

微かに笑うと、白哉はルキアの唇に指をねじ込んだ。
まるでもう一つの口を弄ぶのと同じように、出し入れを繰り返し、中でゆっくりと動かす。
ぐいぐいと奥まで入れられて、ルキアが苦しげに身をよじると、自らの動きで花芯も抉られたのだろう。くぐもったような声が漏れた。
白哉がすっと指を引くと、唾液の糸が光って、とろりとルキアの唇からもこぼれる。
少しだけ身体を捻り、それを舐め取るように唇をつけて、そのまま深くくちづけた。

「指でも、男のものであっても、挿れられれば、どちらの口も喜んで涎を垂らすようだな」
「…」
「先程締め上げたは、自然にか。それともわざと力をこめたのか」
指を口に咥えさせたときに、下の口も締まったのは故意かどうか訊ねているが、ルキアが答えられるわけがない。
黙っていると小さな胸のふくらみを掌で包み、先の蕾をキュッと摘む。刺激に驚き、ぴくんと身体を反らせ…自然に白哉のものを締め付けた。
「成る程。悪いことではない。生まれついての淫乱が目覚めたと見える」
愛撫の手は優しいが、相変わらず、酷いことばかり言っているようだ。
今度は両手を使って、二つの乳房を柔らかく揉む。痛くするようなことは決してないが、確実にルキアは昂ぶっていく。
"後ろから貫かれて膝に乗せられ、脚を開かされたときは恥ずかしくて死にそうだったけれど…今は、もっと奥まで挿れて欲しい。
もっと脚を開いたら、深くまで押し込んで貰えるのだろうか…"

「物足りぬのか」
射当てるような言葉に、ルキアは驚いて目を開ける。鏡に映る自分の姿が目に飛び込んできて、急いで顔を背けた。
「其方の身体がこれ程まで歓んで居るものを、否むことも無かろうに。
もっと欲しいと言うて、腰が動いて居る。男のものをしっかりと咥えて、蜜が溢れ出して居る。
しかとは見えぬが、入り口の秘肉もひくついて居るようだ」
「や、止めて…、お止めください」
「では、目を開けて居れ。自分の目で見るが良い」
「嫌…」
ルキアは泣きそうになる。どうしてこんなに、苛めるようなことばかり仰るのだろうか。
それなら、閨に呼ばなければいいのに。白哉であれば、どのような女でも喜んで寝所に来るだろう…。自分である必要はない。
そう、自分である必要はないのだ。だから、優しくしてもらうためには、我慢していなくてはならない。
言葉で苛められても、身体を傷めることは絶対にない。必ず最後には、気が遠くなるほどに快くしてもらえる。
だけど…。ここまで、自尊心を損なわれてまで、言う通りにしなければならないのだろうか…。

「何故、泣く」
自分が愛おしくて、知らずに涙が溢れていた。白哉の不思議そうな言葉が、胸を突き刺す。
「いえ…」
「泣く程嫌なのなら、もう止めて置こう。今宵はここで寝むか?」
身体を離し、起き上がろうとする。一人で取り残されそうな恐怖に、ルキアは白哉の脚にすがりついた。
「い、いや!置いていかないでください!何でも、何でも仰るとおりにしますから!」
「…芝居の、男に捨てられそうな女でもあるまいし、何の真似だ」
「あ…」

呆れたような口調に、ルキアの憑き物も落ちる。
「私には分からぬのだ、ルキア」
彼女の落ち着いた様子に、白哉は言葉を続けた。
「更衣も入浴も、幼き頃は排泄さえも、使用人が世話をしておった。
それ故、人前で素裸になろうが脚を開こうが、局部を晒そうが…あまり気にはならぬ。
閨の睦事も、昼日中人前で行うようなことでは無いが、一つ床に居る二人が愉しみ昂ぶるのに、あれもこれも嫌では進まぬ。
だが其方が、初心ゆえに恥らうのなら時を待つし、何としても嫌なのなら、仕方の無いことと思うた」
ルキアは愕然とする。言葉が少ない方とはいえ、そのお気持ちを枉げて受け取り、ひねくれて泣いていた自分は…。
「お許しください、兄様。私は…、私は…」
「泣くなと申すに」
困ったようなため息をつき、それでも優しく抱いてやる。

涙はすぐに止まり、自然に唇が重なった。ルキアは身をくねらせ、脚を開く。そうすればすぐに、白哉は腰を落としてくれるはず…。
「ここも、泣いたようだな」
激したせいか、蜜が溢れ、秘肉は濡れそぼっていた。
「兄様に苛められたからで…あ、あん…」
勇気を出して、甘えてみる。言葉の途中で、逞しく怒張したものにぐっと貫かれた。
「ふん。口答えの仕置きは、如何致そうか」
「お許しを…」
「ふふ…」
低く笑う声が、微かに聞えた。だがすぐに、ルキアのあえぐ声が甘く響く。

「言わねば分からぬと、申した筈。この先、どうして欲しい?」
緩やかに腰を使いながら、耳元で囁く。何度もためらった後、頬を染めてルキアが答えた。
「も、もっと…」
「もっと?」
「おく、まで…」
「相分かった。ではそれは、激しく突くのか、緩くか、挿れたまま動かぬのが良いのか、繋いだ腰を揺するのが良いのか?」
これまた、答えにくいことを聞いてくる。一つだけで止めてくれれば、はいとかいいえとか答えられるのに。
「兄様の意地悪」
「今、何と?」
小さな声でも、聞えないはずはない。だが、再び言う勇気はなかった。
「兄様のよろしいように、可愛がってくださいませ」
「上手く逃げおったか。まあ、めそめそと泣かれるよりは良い」
ポツリと言うと、一度、身を起こした。ルキアの細い足首を掴んで持ち上げ、片脚だけ身体の向こうへ回す。
松葉を崩した形になると、再び抱きかかえた。
「これで良いか。望み通りに深く繋がったようだが」
そんなことを聞かれても、はいありがとうと言えるものではない。大人しく俯き、緩々と揺られている。
白哉がそれで満足するはずもなく、顔を上げさせ、首筋に唇をつけ、時折軽く噛む。のけぞればますます、深くまで結びつく。
激しい動きはなくとも、声を上げたいほどに快かった。気取られまいとしても、誤魔化せるわけがない。
姿勢を保てなくなり、後ろに突いた手を取られて、前に引き寄せられる。
何を、と思う間もなく、密着した秘肉をかき分けるようにして、自らの指で陰核に触れさせられた。
「この体勢では激しく突いてはやれぬ故、好きなように弄ぶが良い」
「い、いや…」
だが強い力で押さえられていて、逆らえない。それにもう、限界が近かった。
何度か擦りあげさせられただけで、簡単に昇りつめていく。全て見られていることも、きっと全てが鏡に映っていることも、今は…。

切なげにひそめた眉も、堪えきれずに上げた叫び声も、しっかりと男を咥えたまま痙攣した肉の襞の動きも全て堪能すると、そっと横たえてやる。
「其方は欲深き故、次は激しく突いてやらねばならぬであろう」
「そんな…あ…、ん、んんっ…」
「まだ足りぬと、此処が申して居る」
ルキアの両脚を大きく押し開き、白哉を受け容れている粘膜の周りを撫でていく。後から後から溢れる愛液で、ぬるぬると指は滑らかに動く…。
「今は未だ不慣れゆえ、生来の反応のみだが…。この後は精進致して、自在に操るようにならねば。
陰茎を挿しこまれただけで、これ程歓んで気をやっていては、男に溺れるのみだ。まだまだ、教えねばならぬようだな…」
非常に自分勝手な言葉も、ルキアの耳を通り抜けていくだけだった。続きをねだるように下から手が伸び、白哉の背に回る。
「催促か。今宵は何処に欲しい」
「このまま、中に。内奥が疼けるほど、熱いものを…」
ルキアは素直に口にした…。



「にいさまは…」
未だ夢見るような調子で、ルキアが口を開く。
返事は無いが、聞いてくれているはずだ。
「あのう…、女の方には誰にでも、先程のようなことをお命じになるのでしょうか」
鏡を見ろとか、自分で触れとか、そのような類のことである。
「それは、興味か。妬心か」
冷静に聞き返され、ルキアは慌てて詫びを口にした。
「も、申し訳ありません。はしたないことを…」
「いや、構わぬ。閨のことに興味を持ったのなら、好き心が兆してきたのであろう。
妬心ならば…、私が他の女子に接することを気にするのならば、微笑ましいことだ。
どちらにしても、女子として熟すのには必要なこと」
つまりはどっちにしても、悪くはないと言っている。そして、肝心の質問には答えていない。
まさか、ルキアは苛めたくなるタイプなのだと、本当のことを答えるわけにもいかないのだろう。

「今しばらく時を待てば、其方は匂いたつような女子に成る筈。
昼はしとやかに凛として、夜にはまるで遊び女のごとく恥を忘れ、猛々しく振る舞うことであろう。
その頃私は打ち捨てられて、屋敷で寂しく書でも眺めて居ろうぞ」
「そんな…」
「違うと申すか」
本心では、この屋敷で赤子を抱く、少し大人びたルキアを思うときがある。だが今は、それを口にはできない。
将来を縛るようなことはしたくない。この上、萎縮させたくはない。
その代わり。珍しく笑みを含み、白哉は続けた。
「だがその頃、あの人間の小僧は既に老爺となっておろう。小気味の良いことだ」
どこまでも一護を嫌うらしい。割としつこい性格のようだ。

「おお、そうだ。独り寝の寂しき夜にでも使えるように、作り物を拵えてやろう。
先日までのものはもう、小さくて物足りぬに違いない故。後で型を取らせ、私のものの大きさで作って進ぜる」
そしてまた、とんでもないことを言い出す。勿論、いつでもルキアを独占するためだ。
「はあ…、ありがとう…ございます…」
成り行きで礼を言ってしまう。白哉は念を押すように続けた。
「たとえ自らを慰めるときであっても、私以外の男のことなど、想い起こさぬように…。
そういえば先程、何でもすると申して居ったが」
「え…」
ルキアは非常に嫌な予感がした。案の定…。
「閨では恥ずかしいことは何もないと、互いに昂ぶるために愉しんで致して居ると分かったのなら、次には自慰でもして見せて貰おうか」
「ええっ」
さっき、ほんの少し触るのでさえあんなに恥ずかしく、拒んだのに…。
ルキアが恨めしそうに見上げるのは全く意に介さずに、白哉が言う。
「まさか、致したことが無いなどとは申さぬであろうな。作り物が出来上がってからで良い故。しかと、言い付けたぞ」


(完)


続編有り。こちら→