朽木ルキア大ブレイクの予感パート12 :  130氏 投稿日:2005/12/14(水) 01:50:15


『降る氷』


「兄様どうか、もうお止めください…」
ルキアが嗚咽に喉を詰まらせながらそう懇願した時には既に義兄によって
二度の絶頂を迎えさせられていた。
現世での任務から帰り、自室に戻るより先にこの部屋へと呼ばれたのだ。
くたくたに疲れた身体は成す術も無く白哉に翻弄されていた。
「…あぁっ…嫌ぁっ…!」
なおも白哉はルキアの秘所を出し入れする指を止めない。
じゅぷ、じゅぷ…と濡れた音が薄暗い部屋に響いていた。
「ほう…嫌だと言うか。
 お前の身体はこんなに悦んでいるのに」
「っっ…!」
不意に親指でぷっくりと膨れた芽を押し潰され、ルキアは声にならない叫びをあげた。
強さを変え、角度を変え、捏ねるように弄られる。
そしてルキアの感じる場所を知り尽くした二本の指が激しく内壁を擦っていく。
同時に与えられる二つの強い刺激に、ルキアは一際大きな快感の波が押し寄せるのを感じた。
「はぁっ…にいさ…、あぁぁっ……!!!」
大きく身体を震わせて三度目の絶頂を迎えたルキアを見て、白哉は嘲笑うように言った。
「留まる所を知らぬな。…まったく、恐ろしい女よ」
反論する力すらもう失せて、ルキアは虚ろな目をたださ迷わせるしか無かった。

この家に引き取られてすぐ兄様に抱かれ、もう今では何度抱かれたかなどわからない。
長い時間をかけて開発されたこの身体は与えられる快感にどこまでも素直だ。
プライドなど、とうの昔に捨てていた。捨てざるを得なかった。

堅くなった白哉のそれが侵入してくるのを感じてルキアの口から小さく呻き声が漏れた。
最奥まで貫かれ、自然と漏れる喘ぎを抑える事すらもう億劫だった。
小さな身体はただ揺り動かされる。
(……もう、嫌だ)
ぽつん、とそう思った。
赤い髪の幼馴染みの顔が脳裏に浮かんで消えて行った。
こんな自分を見たら、彼は何と思うだろう?
(こんな筈ではなかったのに)
一粒の涙が目尻を伝って行った。

ふと、揺れる視界に無残に脱ぎ捨てられた己の死覇装を捕えた。
そしてその隣に転がっている愛刀も。
それは手の届く範囲ではなかったが、この距離なら名を呼べば応えてくれる筈だ。
そして目前の男は丸腰だった。
(なんだ、簡単な事ではないか)
まともな思考能力などとうに失せた意識でルキアはそう思った。
微塵も戸惑う事なく片腕をそちらに伸ばし、小さくその名を呼んだ。
「舞え、袖白雪。こちらへおいで」

しかし、微かに霊圧が変化したが、彼女の愛刀がその姿を純白へと変える事も、伸ばされた手に
納まる事もなかった。
(後生だから…力を貸してくれ)
ルキアに焦りが募る。
(おいで、袖白雪…。−−−−来い!!)


しかしついに微かな霊圧さえ消え、袖白雪は完全に反応を絶った。
(何故!!)
「〜〜〜〜〜〜っっ!!!」
伸ばした腕がわなわなと震える。
ドンッ!とヒステリックに床を打つ義妹を見て、白哉は歪んだ笑みを浮かべた。
「…正しい判断だ。お前の斬魄刀は賢いな」
そのまま、ルキアがついに意識を失うまで白哉は何度も何度もその小さな身体を犯し続けたのだった。
翌日、ルキアが目を覚ますとそこは昨日と同じ白哉の寝室だった。
精液と己の蜜に汚れた身体は綺麗に清められていたが、部屋の主は既にいなかった。

「…なんのつもりだ」
傍らに置かれた純白の刀の柄から伸びた飾り紐が、まるでルキアの身体を労るかのように
裸体に巻き付いていた。
「どうして…。上手くいけば、兄様を…」
そう言いかけた瞬間、袖白雪の霊圧が急に高まったかと思うと、薄いドーム状の氷がルキアを取り囲んだ。
それはすぐさま澄んだ音をたてて砕け、破片がルキアの肌に降り注いだ。
「ひゃっ!」
氷の破片はルキアの体温でみるみる溶けていく。
その冷たさに、霞がかった思考がはっきりと覚醒していくようだった。
「…お前、私を叱っているのか?」
そう言っているような気がした。
本気であの男を斬る事ができるとでも思ったのか、と。
実際、白哉はルキアが袖白雪を手にしようとしているのを見ても顔色一つ変えなかった。

「…ありがとう。私はお前に助けられたのだな」
その答えに満足したかのように、袖白雪は元の姿へと戻った。

「しかし本気で冷たいな。風邪を引いたらお前のせいだぞ?」
あの冷たい指から逃れることは出来ない。
しかし、自分を想ってくれる小さな相棒の存在で少しだけ救われた気がしたのだった。


(完)