朽木ルキア大ブレイクの予感パート11 :  794氏 投稿日:2005/11/11(金) 02:52:34

※続編になります。先にこちらをお読み下さい。


目を開くと、ルキアは固い石造りの寝台に無造作に寝かされていた。
身体を起こそうとして、全身に広がる痺れに似た倦怠感に眉を顰める。
(おかしい……身体が?)
まるで神経が断絶でもされているかのように、身体に力を込められない。
起き上がることすらまともに出来ず、仕方なしにルキアは寝転がったままでいるしかない。
「目を覚ましたかい、朽木君」
ぎぃっという扉を開ける音と共に突然言葉をかけられ、ルキアは慌てて声の出所へと顔を向けようとした。
それでも首は自分の思うように動いてくれず、誰なのか確認できない。
その確かに聞き覚えのある声音を思い出そうとしているうちに、声の主はこちらへと歩いてルキアの前に回りこんだ。
「おはよう。気分はどうだい?」
「藍染隊長……恋次!?」
それは、五番隊長の藍染惣右介とルキアの幼馴染である阿散井恋次だった。
もっとも、薄ら寒くなるような笑顔の藍染と違い、恋次のほうは何が何やら分からないという顔をしていたが。
「あの、隊長。ここは一体……? どうして、ルキアが」
そう尋ねる恋次に、藍染が落ち着き払った声で丁寧に説明する。
「阿散井君、君は『零番隊』を知っているかい?」
「噂……位は。でも、何で」
そこまで呟いて、恋次は傍目から見てもはっきり分かるほどに顔色を変えた。
普段は血色いいはずの頬が、見る間に青く色を失っていく。
「ルキア……が? そんな、嘘っすよね、隊長!」
伸ばした腕で藍染の肩をがくがくと揺さぶる恋次に、彼は困ったような顔で告げた。
「心苦しいけれど、決定事項なんだ。彼女はこれから、不特定多数の男性と関係を持つことを強制されるだろう」
「隊長、それ以上恋次に言わないでください!」
藍染の言葉を、ルキアが絶叫でかき消す。恋次にそんなことを知られるなんて、何よりも嫌だった。
「恋次も、もう出て行ってくれ! お願いだから――」
嗚咽交じりの声で叫ぶルキアと、今にも自殺しそうな顔で彼女を見つめる恋次とを見比べ、藍染は細い目の奥を一瞬だけ半月型に歪めて笑った。
「阿散井君。実は上の慈悲でね、幾らなんでも初めて位は好意を持っている相手に捧げさせてやろうということになったんだ」
おや、意味が分からないかい? それなら単刀直入に言おうか……、朽木君を抱きたまえ」
突然言われた理解できない台詞に、恋次が混乱に陥って瞳を見開いた。
「何、言ってんすか。そんなこと、できるわけ……」
「断わるならそれでもいい。ただし、彼女がどこの馬の骨とも分からないような薄汚い男に処女を奪われても構わないのなら、だけれど」
「そん、な……」
絶句する恋次に、藍染は更に誘惑の言葉を重ねて彼の心を揺さぶる。
「名も知らぬ男に散らされるくらいなら、君に抱いてもらったほうが、朽木君だってよほど幸せだ」
「それ……はそうかもしんないっすけど、でも……」
まだ頭を横に振って拒み続ける恋次にわざとらしく溜息をつくと、藍染は「仕様が無い」と嘆息した。
「君が嫌だというのなら仕方無い。彼女の初めては、今ここで僕が頂くよ」
「隊長!?」
藍染は、言葉に違わずルキアの元へと歩み寄った。
伸ばされた腕から逃れたくて身を捩ろうとするが、重い身体は微塵も自由になってくれない。
それは気を失っている間に注入されていた麻酔薬のせいなのだが、彼女に知る由はなかった。
震える少女に近づくと、藍染は自分のしていることをよくよく分からせるためなのか、故意にゆっくりとした手つきで装束をびりびりと引き裂いた。
「嫌、やめて下さい!」
叫び喚くルキアを気にせずに、藍染は彼女の服を襦袢ごと破って捨てた。
ただの布切れに成り果てた着物の残骸が、はらはらと冷たい床に舞う。
露になったルキアの薄い胸に手をかけると、藍染は彼女の上半身を持ち上げ呆然としたままの恋次にとっくりと見せ付けた。
「いいのかい? 阿散井君」
満面の笑みで恋次にそう言いながら、藍染はルキアの胸をやわやわと揉みしだく。
小さな乳房を掌全体で覆い隠すと、柔らかさを堪能するかのようにゆったりと手を上下させる。
その痛みに、ルキアが怯えた顔で子供のようにいやいやをした。
「った……痛い、です。藍染隊長……さわら、ないで……」
しかし、その拒絶の言葉とは裏腹に、ルキアの唇は徐々に熱い息を漏らし始めていた。
藍染の愛撫はひどく巧みで、ルキアはすぐさまその指先にいいように翻弄されてしまう。
「あっ……嫌、やっ、あぁっ!」
中央の突起を指で摘まれて、藍染の思うがままころころと転がされる。
軽く押し潰されるたびにキュンとした甘い疼きに下腹部を襲われて、ルキアは思わずもじっと太腿を摺り寄せた。
脚の間がじわじわと熱をもっている。ぬるぬると滑る粘液がそこに溢れているのが感じられ、どうしようもないいたたまれなさを感じる。
その様子にいち早く気付いた藍染は、嫌がる彼女を無視し無理矢理膝を立たせると、大きく脚を開かせた。
既に着物など無いも同じ状態で秘所を大きく暴かれ、ルキアは羞恥に涙を零す。
それを愉しそうに見下ろしながら、藍染は嫌らしい口調で恋次に告げた。
「ほら、見てごらん。阿散井君。たったこれだけでこんなに濡らして……君のものが欲しいって泣いているよ」
大股を開かせたまま、藍染は粘着質な視線でじっくりとそこを凝視する。
濡れたそこを見つめる好色な瞳を感じて、ルキアは益々涙を募らせる。
「見ないで、下さい……」
しかし願いも空しく、藍染はそれ以上に酷い行いを開始した。
蜜をあふれ出す秘所を指で抉じ開けて、奥の奥まで覗き込む。
一度も使われたことの無いそこは咲きかけの桜に似た薄いピンク色で、藍染の指技に合わせひくついていた。
「……今は綺麗な桃色だけど、一月もしないうちに犯されすぎて黒ずんでしまうだろうね。
そうなる前に、きちんと彼にも見せておいて上げようか」
「えっ? あっ、そんな……嫌だぁっ!」
藍染はルキアの陰唇を指で挟むと、限界まで左右に広げて中がよく見えるようにした。
眼前の行為に目を逸らしかけていた恋次も、流石にこれには驚いたのか思わずぎょっとして注視してしまう。
「見えるかい? 阿散井君。これが、朽木君の中だ。いい色をしているだろう?」
「……みっ、見るな恋次、みないで、くれ……こんな、姿……」
最早半狂乱で泣き叫ぶルキアに、しかし恋次は吸い寄せられるように視線を繋ぎとめられる。
そんな恋次の姿に、藍染は小さくほくそ笑んで言葉の攻めを続ける。
「阿散井君に見られて、さっきより蜜が溢れてるね。幼馴染に見られながらするのは、そんなに快感かい?」
「そんな……そんな、わけ」
「ない、とは言い切れないだろう」
嗜虐的に言いながら、藍染は指先だけを軽くそこに挿入し、そのまま入り口の付近でくいっと折り曲げた。
突然の刺激に、ルキアは全身をびくんっと跳ね上げて身悶えする。
その反応に満足げに、藍染は尚もくいくいと指を動かした。
「あ……いぜ、隊ちょ……や、あ、ぁんっ!」
「いい声だね。もっとよく阿散井君に聞かせてあげよう。何なら僕のことを『恋次』って呼んでもいい」
あまりに趣味の悪いその提案に、ルキアが顔を強張らせて恐怖に身を竦める。
「言ってごらん? 『恋次』って」
「そんな、嫌です……」
掠れた声で拒絶するルキアに、藍染は射抜くような真っ直ぐの瞳を向けた。
その目は温厚な五番隊長のそれとは天と地ほどもかけ離れ、加虐に悦びを見出すサディストの顔をしていた。
「――言うんだ」
「……ひっ!」
睨まれてそう命令され、ルキアは声も出せずに息を呑む。
「言わないのなら、こうだよ」
そう言うや否や、何の前触れも無く、藍染はルキアの陰核を捻り潰した。
その突然身を襲った激痛に、ルキアが「んんっ!」と高い悲鳴を上げて啼く。
彼女の反応に興奮したのか、藍染はそのまま指先で乱暴に包皮を剥いて、赤い内部によく尖った爪を立てた。
「ひ、ぁ、ぁあっ!嫌、痛っ!」
敏感なそこに強すぎる刺激を与えられ、ルキアは快楽と痛みとの狭間に落とされる。
「もう一度しようか? それとも、やめて欲しいかな」
ぶるぶると無言で首を横に振るルキアに、心から愉しそうな笑みで藍染が命じる。
「なら、そう言ってごらん。『やめてくれ、恋次』と」
「や、やめてくださ……」
「君は幼馴染相手にそんな話し方をしてるのかい?」
途中で言葉を遮られて問われ、ルキアが悔しそうに唇を噛む。一瞬の間をおいてから、彼女は藍染へ懇願した。
「……やめてくれ、恋次……」
「そう、それでいい」
愉悦に喉を震わせて声なく笑うと、藍染はルキアの唇に己のそれを軽く重ねた。
吐き気でももよおしたように顔を顰めたルキアには少しも気にしていない様子で、耳元へ囁きかける。
「さっきは、済まなかったね。今度は優しくしてあげるから」
にっこりと笑ってそう言うと、藍染はルキアの乳首をぺろんと舌で舐め上げた。
いきなりの予想していなかった動作に、ルキアが「ひゃっ」と可愛らしい嬌声を放つ。
尖らせた舌が、器用にルキアの乳首を蹂躙した。
ちゅうちゅうと強く吸い上げられ、その一吸いごとに全身をぞくぞくと反応させてしまう。
ピンピンに勃ち上がったそこをたっぷりの唾液と共に舌で往復されて、ルキアは堪えきれず快感を叫んだ。
「駄目っです……はぁっ、それ……嫌」
「嘘はやめたほうがいいよ。これがそんなに嫌かい? 気持ちよいとは思えない?」
無邪気に尋ね、汁塗れの秘所を手で撫で上げる。指先でくりくりと陰核を弄くって、涙目のルキアに再度告げる。
その指遣いに操られたルキアが、声も出ないのか、ぱくぱくと口を開閉させて苦しそうに喘ぐ。
「いいんだろう?」
見た者が戦慄を覚えるような微笑みでそう問う藍染に、ルキアが何事か答えようと言葉にならない声を紡ぎかける。
しかし彼女が言おうとした何かは、別の叫びによって遮られた。
「――もうやめて下さい、藍染隊長!」
それは、恋次が全身全霊をかけて放った声だった。
その大声にぴたりと動きを止めた藍染に、恋次が泣き出しそうな顔で宣告した。
「俺が、抱きますから。こんな、見てられない――」
その言葉を聞いた藍染は、歪み切った笑みを造って「それはよかった」と声にした。
「やっと、決心してくれたね。それじゃ、僕は出て行くから」
そのまま、彼は二人をおいて部屋から去って行く。
だがルキアの表情は決して安心などしておらず、先ほど藍染に犯されかけていた時以上の驚愕に満ちていた。
もし動けるものならば、確実に後ずさりして逃げ出していただろう。
そう確信して言えるほど、彼女は恐怖に全身を慄かせ表情を凍らせていた。
近づいてくる恋次に、ひたすら制止の言葉をかけ続ける。
「……やめろ、恋次。やめてくれ……や、来るな、来るなぁっ!」
強張らせた顔のまま完全に怯えて喚くルキアの前に立つと、恋次は済まなそうな顔で訊いた。
「あの人より、俺が嫌かよ。見も知らぬ誰かに奪われるより、俺に抱かれるのはそんなに嫌か」
その問いも最早まともに耳に入ってはいないのか、ルキアはただぶつぶつと自分の殻に篭って呟き続ける。
「……恋次は、こんなことをしないよ。こんなのは偽者の恋次だ。本当の恋次とは違う、違……ち、が……」
焦点が途切れた瞳で「違う」と連呼し続けるルキアの双肩をそっと掴むと、恋次は懺悔する様な口調で彼女に告げた。
「……ゴメンな、ルキア。これで合ってんだ。俺はずっと、お前を抱きたいと思ってたんだよ。
 お前にとって俺がただの幼馴染でしかないって分かってても、ずっと手に入れたかった」
恋次は器用に片手ではらりと帯を解いて、着物の前を大きく開いた。
そこにそそり立つ物を見て、ルキアは全身の血が冷たく引いていくのを実感した。
「信じられるか? お前があんだけ酷いことされてんのに、俺勃ってたんだぜ。
泣き喚くお前の姿見て、それでも興奮して勃起したんだ。……そういう最低な男なんだよ」
ふっと苦笑すると、恋次はルキアの潤った秘所に手を伸ばした。
そこが愛液でしとどに濡れているのを確認してから、立てた指を膣口に差し込んだ。
「……すげー熱い。これが、ルキアの中なんだな」
感動したように呟くと、恋次は中の指をぐちぐちと前後に掻き回す。
その刺激に反応して、ルキアがびくびくと身体を大きく痙攣させた。
「やだ……恋次、恋次ぃっ!」
縋るように名を呼んで制止を乞うルキアに、しかし恋次は更に欲望を煽られて攻める指先を強くする。
二本に増やされた指がルキアの胎内を悪戯に弄ぶ。
膣壁を擦られ、嬲られて、感じたくもないのに快感に流されてしまう。
「っれん、じ……もう、やめ……」
「まだだ」
彼女の頼みをにべもなく却下すると、恋次は勢いよく中に埋めていた指を引き抜いた。
蜜に塗れた液をべろりと舌で舐めて、少し塩辛いその味に「美味い」と感想をつける。
入り口に猛った精器を宛がうと、ルキアは観念したようにしんと大人しくなった。
代わりに、ぼそっと小さな声で恋次へ告げる。
「痛いのは……嫌だ」
「ああ、優しくするから」
そう答えてルキアの髪を一房梳いた恋次の声は、いつもの穏やかなそれと同じなように思えた。
けれどたとえそうであっても、今まさに恋次がルキアを犯そうとしている直前だという事実に変わりはなかった。
「…………挿れるぜ」
その言葉に頷く間もなく、恋次の熱い塊がルキアの内奥へと侵入してきた。
「っく、ひ……んんっ!」
太く傘になった亀頭が狭い膣を割り行って入ってくる感触と共に、破瓜の甘い痛みが押し寄せる。
内側から身体を削り取られているような初めての痛みに、ルキアが堪えきれず唇を噛む。
ぽたぽたと二人の結合部から血が滴り、ルキアの内股を伝って寝台に染みを付けた。
「苦しいか」
「恋次っ、いた、痛い……動かないで……くれ」
「ああ。分かったよ」
了承して、恋次はルキアと繋がったまま身体を固めた。
次第に中を嬲る熱さに慣れてきたのか、ルキアの呼吸がやや落ち着いてくる。
それを見て、恋次がゆるゆると僅かに腰を上下させた。
「あっ、ん……やぁっ」
このくらいならばあまり痛みは感じないらしい。
むしろ少しずつ快感を得られるようになってきたのか、ルキアは瞳をとろりと恍惚させて喘いでいた。
それが分かった恋次は、精器でルキアの膣壁を抉るように強く引っかいた。
途端、彼女は身体を弓なりに反らして悶絶する。
今のが良かったのかと角度を変え何度もそれを続けてやれば、ルキアはますます瞳を潤ませて全身を痙攣させた。
「れん、じ……も、しないで……」
「しないでじゃねーだろ。本当は、もっとして欲しいんじゃねぇのか」
意地悪く尋ねれば、ルキアが顔を赤くして口をつぐむ。
図星だったかと軽く笑ってから、恋次は彼女の求めの通りに硬い先端で内壁を擦った。
ぐいぐいと亀頭を押し付けるたび、ルキアは気もちよさそうに喘ぎ混じりの溜息をついた。
それを聞いているうちに我慢できなくなって、恋次は腰を強く振り動かしていた。
尖った亀頭が、子宮口をこじ開けようとでもしているかのように激しく膣に叩きつけられる。
その強すぎる感覚についていけないのか、身体の下のルキアは「嫌っ」と声を上げた。
本能のまま幾度も腰を打ち付けて、恋次はそろそろ自分の絶頂が近いのを予想する。
腰を動かすリズムが急に早くなったのに気づいたルキアは、恋次が何をしようとしているのかを瞬時に理解した。
霞がかかったような頭で、しかしそれだけはやめさせねばと必死に止める。
「まて恋次、このままは駄目だ! なかは……っ、だ、め……っ!」
「…………っ」
その頼みを無慈悲に無視し、恋次はルキアの胎内へと大量の精液を放出した。
恋次の放った白濁は、我先といった感じでそのままどくどくと奥に流れ込んでいく。
たっぷりと中に出されて、ルキアはひどく怯えた瞳で恋次を見上げる。
「……どう、して」
それに答えようとせず、それどころか目の一つすら、恋次は合わせようとしなかった。
手早く己の着物を直して、扉を出て行こうとする刹那、しかし彼は後ろを向いたままでぽつりと呟いた。
「いいか。もしお前にガキが出来たら、それは絶対俺の子だ。
五年後だろうと十年後だろうと、お前の腹に出来るのは俺の子なんだ」
そこで言葉を区切ると、恋次はそれ以上何も言わずに戸をくぐってしまった。
恋次の言葉の意味が分からず、けれど思考してみようという気など起きない。
ひどく、疲れていた。
今はただ、何も考えずに眠りたかった。
ルキアはそのまま自然に瞳を閉じて眠りに付くと、――その晩、唯一の幼馴染の夢を見て、泣いた。

          *          *          *

隣の部屋から送られてくる映像と、それを基にした解析データとを見つめながら、涅マユリは至極上機嫌だった。
「いや、協力ありがたかったヨ。あの二人は霊気の相性がよくてネ、始めての慣らしにはどうしても彼を使いたかったんだ。
 あんな性格だから、自分から抱かせるのは無理だと思っていたんだが、流石は君だネ!」
その賛辞に、藍染は当然だという素振りで答える。
「言われるほどのことは、何もしていないよ。僕は、阿散井君がずっと持っていた願望を引きずり出してやっただけさ。
……ところで、約束は守ってくれるんだろうね?」
眼鏡の奥の瞳を好色そうに輝かせて舌なめずりをした彼に、マユリは笑いながら告げた。
「ああ、当然だヨ! 『二度目』は君にくれてやるから、好きに遊んでくれて構わないとも」
「それはありがとう。お言葉に甘えて、明日は一日中僕の自由にさせてもらおう」
彼の期待通りの言葉に、藍染は至極人好きのするにこやかな笑みで返した。
けれどその笑顔は何かがずれた、ひどく人を不安にさせる笑みだった。


(未完?)