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朽木ルキア大ブレイクの予感パート10 :  24氏 投稿日:2005/06/17(金) 00:28:05


※続編になります。こちらを先にお読み下さい。


『イチルキハワイ旅行 2日目ホテルにて』


夜、食事も風呂も済ませた俺達は、法律で禁じられていることをしてみようと思う。


「おーい、俺だー。」
ホテルの廊下、目の前にある俺達の部屋へと繋ぐ扉をドンドンと叩いていると、少しして開いた。
「やかましいぞ、そんなに何度も叩かなくても聞こえている。」
昨日の半袖半ズボン姿と違い、寝巻き用の淡い青色のワンピースを着たルキアが出迎えた。
黒髪はまだ風呂から上がってまもなく、艶やかに潤いが残っている。
「へぇへぇ。」
と、軽く流しながらホテルの自室に戻り、ベッドの上に買ってきたものを置いた。
「で、何を買ってきたのだ?」
それに飛び付くように、ベッドの上にルキアは乗り上げ、すぐに中身を確認しようと目を輝かせ袋を開く。
やっぱガキだ。その姿を横目で見やりながらちゃかした。
「言っとくけど白玉はねーぞ。」
「……、そんなことくらい分かっておるわ!」
僅かな間に微かな期待を寄せていたのが伝わる。
また煽ってやろうかとも思ったが、怒らせるのも面倒なので止めておいた。
ルキアはベッドの上に一個ずつ並べていく。
スナック菓子二つに、アイスキャンディ二本。あと飲み物が三本―。
「これは何味のじゅーすだ?」
その中の一本、冷えた缶を手に取り俺に見せる。
日本のラベルすらまともに読めないのだから外国のラベルが読める筈がない。
俺は素っ気無く教えてやった。
「ジュースじゃねぇよ。酒だ。」


イチルキハワイ旅行二日目(ホテルにて/前)


聞いた途端、コイツは頭の隅で予想していたような態度を示した。
「みせいねんのいんしゅはほうりつできんじられています。だぞ。」
棒読みでたどたどしく言う。どこで覚えてきたんだ。
ただ、コイツの性分、規則とか掟とかに厳格なイメージがあったが、
以外にもそこまで怒る調子は表情から伺えられない。
そんなコイツから手に持っていた缶を奪い去り、開けた。
心地良い開ける音に続いて柑橘系の香りが漂う。
そしてルキアのベッドの隣に座った後、飲んだ。
「こらっ!飲んだら駄目だろう!」
隣で俺の飲む腕を掴んで制止を促してきた。
「ったく、親でもねぇのに、いいじゃねぇかよ。」
「しかし…」
やはり、コイツらしい行動を示す。
スナック菓子を開けながら、言葉を続けた。
「こーいう時は飲んで良いもんなんだよ。」
いつもは遊子やあのクソ親父やたらうるさく、なかなか飲ましてもらえないでいる。
だから今は干渉されてないんだし、飲みたい。
「しかしなぁ…」
俺の気持ちは通じないのか、ルキアは自身の腕を組んで困る表情を浮かべていた。
「なんだよ?」
やたら食い付くコイツに不機嫌になる。
「いやな、飲むのは構わんのだが、貴様が酔って、収拾が付かなくなってはと不安でな。」
「‥何もしねぇよ!」
酒には強いから酔いに任せて何かすることはないだろう。
ただ欲望に任せて何かはするかもしれないが。
「ならいいがな。………おい、酒しか買ってこなかったのか?」
次は二本を手に取り、互いを見回した後、眉を潜めて不満気に俺を睨んだ。
「だってお前飲めると思ったしよ。飲むか?」
見た目、コイツは絶対酒に強いと思ったからな。
それに少し酔わせてみても面白いのではないかと、厭らしい考えも浮かんだのも理由である。
俺はコイツの眼前に酒を持っていく。しかし、首を振ってキッパリ断ってきた。
「酒の味は好かん。」
甘党のコイツにはやっぱ苦手か?
まぁいいか、先程の考えもあったが、仮に弱すぎて飲んですぐに寝られても困るし。
「‥しかたない。後で買いに行け、ただし酒以外だぞ。」
ルキアは缶を置き、そしてアイスの一本の封を開けながら言った。
「それ、人に頼む態度かよ。」
「いつもどおりだ、気にするな。」
と、相変わらずの様子で目を細めるルキアは取り出したアイスを口元に持っていく。


一瞬心臓が大きく鳴った。

細い舌を出して、アイスキャンディの上をチロチロと舐める。
するとルキアの熱に溶かされたアイスの滴が垂れそうになるのを、
舌全体を使って根本から舐め上げたかと思うと、次は口で先端を含んでピストン運動を繰り返す。
―そんないやらしい食い方すんなよ!!
アイスを自分のモノにいつの間にか置き換えていた俺がいる。
そして下半身は少し疼き始めていた。
「…何をじろじろ見ている?」
「なっ‥なんでもねぇよ!!」
気が付かないうちに視線がぶつかっていた。
俺は詮索されないよう逃げるために、とりあえず決まり悪く酒に一口つけた。生憎味なんて分かりもしない。
「よく分からん奴だ。」
そんな焦る俺を尻目に、ルキアはまたアイスへ愛撫を再開した。


そんなこんなで、ルキアのワンマンショーに耐えながら少しの時間が経った。
酒を飲まないルキアは喉を潤すために、いつの間にか俺の分のアイスも食ってしまっていた。
そして一つ目のスナック菓子が袋からなくなろうとした時だ。
「むぐっ…!?い、一護…水っ!」
どうやら菓子が喉に詰まったらしい。息苦しそうな表情と涙目で水を懇願する。
「ったく…何も飲まずに食うからだよ。ほれ。」
水を入れてやるのも面倒だし、そんなことしている暇もないので俺は酒をコイツの眼前に置いた。
酒の味は好かない、しかし一瞬躊躇した後俺から乱暴に奪い、酒がコイツの細い喉を下る。
ふぅ、と息をついた姿を笑っていると、コイツは缶をまじまじと見ていた。
そして俺の顔を見なおして、
「現世の酒はうまいな!!」
とか言って、残ったのを一気に飲み干す。
「あっ!おいコラ!そんなに一気に!!」
立場が逆転してるし。というか、コイツはやっぱ酒大丈夫なんか。
「先程から何も飲んでおらんのでな。」
とか笑って言いながら二本目開けてるし。またそれを一気に2/3位飲んでしまったようだ。
「お前…そんな飲んで大丈夫なんかよ?」
「全然余裕だ。」
その言葉通り、コイツの目はしっかりしているし、口調もいつも通り、頬も赤くない。
飲んですぐだからこの後どうなるかは分からないが、
これだけの量を飲んで大丈夫なのだし、かなり酒に強いと見える。
「尸魂界でこんな上手いのはなかったからなぁ。」
また一口飲みながらルキアは嬉しそうに言った。
「何飲んでたんだよ?」
その姿を横目に俺も最後の一本を空け、口をつけた。
「焼酎だ。」
「あぁ、ありゃ飲めないわな。」

そんな風に話に花が咲いていると、二人の酒すぐに無くなった。
「まだ飲み足りんな…おい一護!買ってこい!!」
なんて言われて、俺も飲み足りなかったものだから結局買いに行くハメになった。


次は四本。俺とあいつで二本ずつ。これ以上あいつに飲ませるのもどこか不安であったし。
ドアをノックする。
開かない。
また叩くが開かない。
―‥まさかまた寝ちまったんか?!
不安に苛まれ、焦りの汗が染み出して間もなく扉は開いた。
「うーるーさぁぁぁいっ!!」
開いたと思ったら、あろうことかルキアは俺を蹴っ飛ばした。反動で結構派手に倒れて頭を打ってしまう。
「っつ…てめぇ!?何すんだ―」
「大丈夫かいちごぉ?!」
大丈夫な訳ない。ていうか何自分でしといて謝ってんだ。やることと言うことの辻褄があっていないだろ。
打った頭を摩りながら立ち上がり、コイツに目をやる。
すると、先程と一変し目は据わり、頬を赤くしたルキアが目の前に居た。
というか随時ニヤニヤ笑っている。まさかと思いながらも一つの答えに達し恐る恐る聞いてみる。
「お前…何飲んだ。」
「んんっ?少しだけだぞぉ。あの瓶にはいったやつをな。」
酔ったルキアが指で示す方に視線を移すと、ベッドの上に転がった小さな瓶が。
俺は早足にベッドに乗り上げそれを拾い、見る。それはウィスキーの空となったものだった。
「菓子を食ったらまた喉に詰まらせてしまってぁ。そこに入っていたもんで飲んでしまった訳だぁ。」
揚々と説明する目は焦点があっていない。どうやら部屋に備え付けの冷蔵庫から抜いたものらしいが、
幾等酒に強かろうと原液をこんなに飲んでしまってはキツイ。
飲み口に鼻を近付けると、アルコールの臭いが鼻をつき顔をしかめた。



「なんだ貴様?間接キスかぁ?それなら本物がよかろう。」
それを見ていたルキアは突然ベッドの上に座っていた俺の背中を抱き、首筋にキスをしてきた。
「うぉ!?急になんだ!」
こそばゆく、柔かい感覚に驚いた俺は思わず振りほどいて壁の方へ逃げていた。
恥ずかしがって顔を赤らめている自分がいる。っていうかコイツには絡み癖があるのか?
俺が思考しているそんな中、ルキアは振り払われた自身の腕をゆっくりと掴み、俯いていた。
「…私がそんなに嫌なのか……?」
また急に何を言い出すんだコイツは。
しかし、顔は下に向けられ影で分からないが、
言葉はいつものしっかりした調子を取り戻している。本当は酔っていないのか?だとしたら―。
―まさかコイツ酔ったふりして…。
コイツの性格上、自分から行為を持ちかけるなんてありえない。だからこそ、フリをしているんじゃないか。
「…いや、違ぇよ。」
ぶっきらぼうに、だが嘘や冗談は全く無い俺らしい言い方で答えた。
「……嘘だろう。」
まだ俯くルキアは、絞り出したような声を出す。握られている腕にはギュッと力が篭っていた。
自惚れかも知れないが、俺の行動一つでこんなに傷ついてしまうなんて。少しの嬉しさを覚えた。
だから尚更、この誤解は解かなくちゃならない。
「嘘じゃねぇ。なんつーか…ほら……お前から…なんて普段ないだろ?だから驚いて―…ルキア?!お前…!」
ルキアの小さな肩は微かに上下していた。
―まさか‥泣いてんのか?!


しどろもどろになってしまい、もう何も言葉が思い付かない。
単純な俺にできることはただ一つ、態度でしか残されていない。
一瞬間悩みはしたが決心し、そっとコイツの隣にまで寄って腕を開いた時だ。何かの違和感を覚えた。
すると下に向けていた顔を急に上げて、そして俺の湿気た顔を見るや、
コイツは堪えきれず大きな声を上げて笑いだした。
「……ぷっ…あはははははっ!!!演技だぞ演技ぃ!全く簡単に騙されおってぇ、純な奴めぇ。」
もはや言葉もでなければ動けもしない。もしかすると俺はかなり惨めか。
顔は赤くなるよりも青ざめた。というかバシバシと叩かれる背中が痛い。
笑うだけ笑ったルキアは、相変わらずの据わった目で俺の姿を見た。
「なんだ貴様?そんなおもしろい格好しおってぇ。」
俺の中では時間が止まり、腕を開いたままだった。
言われてから気付いた俺はすぐに畳み、顔をしかめる。
暫くの沈黙。ルキア腕を組んで何か考えていたようだが、
ついに答えを見付けたのか、ニヤッと俺を見た。また嫌な予感が脳裏に過った。
「…さては、したいのだなぁ?!」
「はぁ?!?!」
隣の部屋に人がいたら聞こえたかもしれない。
「そうかぁ…そうだよなぁ……貴様は死神代行とて元は高校生男子、
欲情に歪むせいしょうねんだものなぁ。…そうか!だから性少年というのか!!」
やべぇ、コイツマジで酔ってる。
「なら致し方ない…その歪みを私が正してさしあげよう!!」


そう言いはなったルキアは膝歩きしながらじりじりと近付いて来る。
妙な危険を感じた俺は逆方向へ下がる、が、生憎にもまたすぐに壁についてしまった。
「正直でないなぁ。」
ついに俺までたどり着いたルキアは、不適な笑みを溢しながら俺のあぐらの上に、正面を向いて座る。
そしてコイツから出た次の言葉に息を呑んでしまった。
「ほら、揉め。」
「…はぁ?!」
隣に人がいたら、ひいてるかもしれない。というかマジで言ってるのかコイツは。
自身の胸を突き出して俺の目の前に置く。するとまたこいつはブラを着けてないのが露呈して、
先端が僅かに服の上から存在をアピールしていた。
「コラコラぁ、触りたくてしょうがないんだろぉ?遠慮するでない。」
笑うコイツは俺の両手を取り、自身の胸に置いた。ふにゃっ、と形が甘く変わる。
普段自分から触ることはあっても、触らせられることなんて無かったから、焦り手を戻そうとするが、
ルキアはそれを許さず自身の小さな手で胸に力強く押し付けた。
しかしそれ以上何もしない俺に、
「まったく…一人じゃ何もできんのかぁ?」
とか言いながらコイツは俺の手の上から自身を揉み始める。
俺が動かそうとしなくとも、勝手に動かされる指。
暫く続けられたが、スッとコイツが手を降ろした時には、
甘い感触に魅了され俺は手を外すことが出来ず、無心に手が動いているままだった。
その俺の動きを見てルキアは満足気に皮肉の帯びた口調で笑う。
「本当…厭らしいやつだなぁ貴様は。」
「ちっ…違ぇよ!」
体を満たす恥ずかしさで、俺は我に返り手を戻した。


―受け身ってこんな恥ずかしいんかよ?!
俺が手を戻したことに不満そうな顔をしていたが、
また何かとんでもないことを思い付いたのか、膝立ちになって見下ろしながら鼻で笑った。
「どこまで歪んでいるのだぁ…。しょうがない、特別さーびすだ!貴様の大好きな乳を披露してやろぉ!!」
とかなんとか言いながら、両肩に掛けていたワンピースをヘソが見える位までに下ろした。
すると惜しげもなく白い小振りの綺麗な胸が露になる。
中心の桃色は先程ので僅かに立ち始めているようだった。
驚きながらも見入ってしまったことに、
また面白そうに馬鹿にしながら俺の上半身を背持たれにして座った。
俺の顎が乗せられるくらいの位置に、コイツの頭からの石鹸の香りが心地よい。
「ほらぁ、貴様の好きなように遊ぶがよい。」
一瞬冷静になりかけていた俺の両手をもう一度取り、柔かい丘に押し付けられた。
いつの間に箍が外れたのか、それともこの感触がそんなにも病み付きなのかわからない、
が、恥ずかしさというものは欲望に負けた。俺はついに素直にこのいやらしい玩具で遊びだしのだ。
何度揉んでも飽きることがない二つは、次第にしっとりとして、俺の指が吸い付く。
「女の乳が…そんなに好きかぁ……やはり貴様は餓鬼だなぁ…っ…!」
酔っているコイツの声も色を持ち始めた。俺はちゃんとした声が聞きたくて、
先端に指を持っていこうとしたが、急にその手を振り払い俺の体からも離れて目の前にペタンと座った。
手に残る感触が名残惜しい。
「というかなぁ、貴様は餓鬼以前だと分かったんだよ、私は。」
急に何喋りだしたかと思うと説教か。
「何言い出すんだよ…。」
「だからなぁ、貴様のような赤子にはぁ…。」
というか説教するなら胸隠せよ。とでも言おうとしたが、
「うわっ?!」
ルキアが俺の体を仰向けに倒し、コイツの膝の上に寝かされた。
一体さっきから何なんだ?小さな太股の上に寝かされた俺は上を見る。
そこには上半身を露出させた少女がニヤついている。
「だからぁ…、貴様のような赤子にはぁ……乳をやらねばならん!」
―???
そんな少女からの言葉の意味を理解出来ていないでいた刹那、上向く俺の首を持ち上げた。


「おい!おい?!馬鹿!!まてまてまて!!」
やっと意味が理解できたが遅く、既に眼前にそれが。
ささやかな胸に頬が、鼻先に桃色の先端が触れる。
「てめぇ!いいかげん調子のんなよ!」
さすがにこれは恥ずかしいとかの範疇じゃないし、男としてのプライドもある。
顔を怒りと羞恥で真っ赤にし、声を大にして起き上がろうと抵抗してみたが、
どうしたことか体が動かない。確かめるように掌に力を加えるが微動だにしない。まさか―、
「縛道…使いやがったな…!」
「赤子は喋れないものだぞぉ?」
悪びれる様子もないルキアは、指を俺の唇に割り入れた。
舌に乗せられた指は口内で踊り抵抗の言葉を出させないためだった。
泣きたくなるほど恥ずかしい。しかし下半身はこの行為に異常に反応していた。またそれが悲しさを煽る。
すると意が伝わったか伝わらないか、指は口内から抜かれた。
もう耐えきれなくなった俺は、怒鳴りつけてやろうとした時だ。
コイツはトロンとした瞳と艶やかな微笑で俺を見つめていた。
それは可愛いとか綺麗というのではなく、欲望を駆り立てる媚態の含まれた笑み。
すると、厭らしい笑みを浮かべる口へ、俺の口内に入れられヌラヌラと湿らせている指をしゃぶりだした。
卑猥にめいた微笑に行為―羞恥の波は次第に治まるが―、
俺の味を楽しみ終えたルキアはまた俺の頭を持ち上げ、近付ける。
―羞恥の波は治まった。しかし欲望の波は気性を荒げた。
俺はコイツに導かれるまま桃色を唇に含んだ。するとピクンと体が跳ねたようだ。
小さな先端からすらも唇に温もりを伝える。
俺はこんな時も焦らすように甘噛みを続けていたが、
「こらぁ…赤子ならちゃんとしゃぶらんかぁ…。」
それは主導権が戻りだしたことを示していた。
少しの安堵で余裕のできた俺は期待に答えるまま、舌先を使って舐めた。
「ぅん…!!」
目を摘むって素直に感じる表情を見て嬉しくなる。
この行為に満足したのかルキアは優しく俺の頭を優しく撫でた。
「えらいぞぉ、ちゃんとぉ…できてぇ…」
主導権は完全に奪還した。俺はその生意気な態度を崩すべく、強く先端を吸い上げた。
「はぅあ!!」
息の上がり始めたルキアは、ゾクゾクと胸元からくる快感だけでは足りなくなっていた。
下半身の疼きが止まらない。
「…これだけじゃ足らんだろぉ……?」


また急にコイツから俺を離し、縛道をかけられたままの体をベッドに仰向けで寝かせた。
何をしだすのかと見守っていたら、スカートの下から、下着を脱ぎ捨てた。
それだけでも驚いていたのだが、次に俺に近付いてきたかと思うと、なんと俺の顔面に股を降ろしてきた。
「る、ルキアっ!?」
「…貧欲な貴様のためにしかたなくやっておるのだぁ…ありがたく思え…。」
ワンピースが俺の顔全体を隠して、コイツは嫌味にほくそ笑んでいるのか、
恥ずかしがっているのか、悦びの表情をしているのか分からない。
ただそこに見えるのは、スカートの生地から白熱灯の明かりが透けて、
薄っすらと見せる、ツルツルとした幼い恥部のみ。
先程の愛撫でソコからは蜜が溢れ始めており、密閉された中は甘酸っぱいコイツの香りですぐに満たされた。
逆にこの状態が俺を煽り、興奮させる一因になった。
ソロソロと恥部が俺の口元に近付いてくる。
俺は待ち構え、舌が触れる距離まで近付いたら一気に舐めあげた。口内にコイツの味が広がる。
「ひぁ!!」
快感の驚きにまた腰をルキアは高くあげた。
が、またその快感を味わいたいと正直に、恐る恐る腰を下ろそうとするコイツに思わず笑った。
「次は逃げんなよ?」
もはや聞こえていないのか独り言になってしまったようだ。
やがて、その恥部はまた口元に下ろされ、俺は受け入れて全体を舐める。ルキアは敏感に反応し、
また腰を上げそうになったようだが、次はその場になんとか居止まった。
俺は外側をじっくり何回にも舐め終えると、内側の柔かい部分に舌先を擦った。
また事こまかに反応する。案の定、快感の汗はびっしょりで、口に入り込む蜜は口内に溜り、喉を下らせた。
「ぅぅん‥あっ!…いやぁ……っ」
「自分でしといて何が嫌だよ。」
舌先で芽を弾いた。一段と大きく反応する体。そして俺が充血した芽にしゃぶりついた時だ。
「ひっ‥っくぅ……!…あっ―!!」


消えるような最後のあえぎと共に、果てたようだ。それを表すように四肢は力を失い、だらりとする。
「おい‥ぶわっ!」
おかげで俺はその体重を顔全体で味わうこととなった。
俺の顔面の上で、暫くの快感の余韻を堪能した後に、やっと腰を上げた。遠退いていくルキアのソコ。
名残惜しく目で追い続けていると、やがてベッドから降りた為見えなくなる。
―…ベッドから降りた?
「おい!ルキア!?」
「ぅん〜…??」
ボーッとした眠た気な目を擦りながら俺を見返した。もう熱が冷めた瞳は次の欲に従順らしい。
はだけたワンピースを着なおし、俺の寝ていないもう一方のベッドに寝転ぶ。
「まさかてめぇ、寝るんじゃ!?」
いくらなんでも自分だけ気持良くなって終りな訳ないだろ?!
制止しようと体を起こそうとしたが動かない。そう、縛道はかけられたままだった。
「冗談じゃねぇぞ…!!おい!!」
返事は返ってこない。
「ルキア!おいっ!!ルキアっ!!」
今も熱いこの下半身はどうすればいいんだ?!縛道をかけられたままじゃ自分を慰める術すらないだろ?!
返事は返ってこない。

―今日も厄日か?






イチルキハワイ旅行 二日目(ホテルにて/後)

俺はさっき買ってきた四本の酒を飲み干し、それでも足りなく、
ルキアを狂わせたのと同じ酒を飲み始めたところだった。
不幸中の幸いか、縛道は術者が寝ると消えるらしい。あの後、少しして体の自由が戻った。
相変わらずルキアは、人の気も知らずに隣のベッドで寝息を立てている。
今日はさすがにコイツを起こすのを試みたが、酒も入っていて一切起きる気配がなかった。
下半身の熱はさすがに冷えているが、頭の中は温い霧に覆われたまま。かといって自身で慰めるのも気が退けた。
白熱灯の消えた薄暗い部屋の中、橙色の間接照明に照らされる時計を見た。
時間は午前二時を過ぎた頃で、その霧を晴らす為と、
睡魔を呼び起こすために俺は半分ほど残ったウィスキーを一気に飲んだ。
喉が焼けるようだ。頭の中が揺れてきた気がする。
それを実感させるように、空いた瓶をベッドの横にある台に置こうとしたのだが、
手を滑らし床に落としてしまった。コツン、と意外と大きな固く鈍い音が鳴った。
「―おわっ?!」
するとその音に驚かされたルキアが、突然跳ね起きた。
「うっ…!?頭がぁ…痛い……」
上半身を動かした振動が頭に響く。どうやらコイツは二日酔いのようで、
頭を押さえ、眉間を寄せながら隣でふてくされている俺の方を向いた。
「私は…いったい……?」
意識はある程度戻ったらしいがまだ言葉に酔いが残されていた。
逆に俺には飲んだばかりのウィスキーがさらにまわり始めたようだ。
問いかけに対して、俺は答える代わりに床に落ちていたコイツの下着に視線を送った。
最初は何だか判らず目を凝らしていたが、すっ、と自分の腰に手を当てる。
「……んっ?!…って、うわぁ!」
やっと穿いていない下着に気が付き、無意味に枕を抱き締めながら目を見開いて、顔を青ざめさせた。
どうやら思いだしたらしい。
「わっ…!わたしはっ…貴様に……何かしたのか…?!」
質問を投げ掛けるが、何をしていたかは記憶に残っているはずだろ。俺はソイツを呼び起こしてやる。
「…覚えてねぇの?勝手に酔ったかと思えば、胸触れとかいいだすし、勝手に脱ぎだ―」
「やめろ!言うなっ!言うなっ!!」
顔を枕に隠しながら必死に俺の言葉を遮る。しかし酒の勢いもあって舌は滑らかに動く。
「それでよ、脱ぎ出したかと思ったら…まぁ色々あったけど!その後なんか―」
「言うなぁ!!」
耳まで真っ赤にして必死に否定する。しかし受けた屈辱や放置されたことを俺の記憶は鮮やかに覚えていた。
やられっ放しなんて虫の居所が悪い、だからそれ相応の仕返しをしてやろうと思う。
そう決めた途端、俺の意識は中空に飛んだ。

「…今日のこと、忘れてやってもいいぜ?」
戒めの言葉が続くと思いきや、こんな言葉が返ってくるとは思わなかった。少し安堵する。
「…本当か?」
私は恐る恐る枕から顔を上げる。すると据わった一護の目とぶつかった。
―一護…酔っているのか?
計五本の缶の酒に瓶の酒、酔わない方が不思議だ。
「別に構わないけどよ、」
「な…なんだ…?」
不適な一護の表情に一歩たじろぐ、でも、どこかでそうくると予想していた自分もいた。
一護はシャツを脱ぎ捨て、ニヤリと私を嘲るように笑って言を吐く。
「俺も気持良くさせてくれよ。そうしたら忘れてやる。」
案の定―予想は裏切らなかった。そして一瞬鼓動が弾んだような感覚に、一人恥ずかしくなる。
私は自身も否定するように抵抗した。
「そっ…そんなの酷いではないか!!」
「あぁ?縛道までかけてきた奴とどっちが酷いんだよ。」
そういえば、と、また記憶を戻される。確か私は縛道をかけて―…、
「…!うわぁぁ!!」
全てを思い出してしまった。
―なんてことをしてしまったのだ…!!
血の気が引くというのを実感した。目の前が真っ白になる。
それは私が今まで生きてきた中で一番恥ずかしい瞬間だろう。
酔った勢いといえども、私は一護の顔に―!?!?
―多分、この事は一生私の汚点になる…私がここで従えば忘れてくれるのか…?
いや…!何を考えているのだ―!?そのようなこと、
泥を塗られた上に更に塗るようなものではないか!!でも……!!?
「わ、わっ…わかった!!…ただ…本当に忘れてくれるのだな!?」
葛藤の結論がでないうちに、いつの間にか言葉が飛び出していた。
口を掌で押さえるがもう遅い。私はまだ酔っているのかもしれない。思考回路は麻痺しているようだった。
「勿論。」
もう今頃―後戻りできないと感じた私は覚悟を決め、
有無を言う代わりにそっと目を瞑り自身のベッドに横たわった。
それは一護の要求に応えた、という意味で。それ位のこと分かる筈だ。
なのにどうしたことか、一護の気配は重なることがなく、それどころか自分のベッドから一歩も動こうとしない。
「お前…何やってんだよ?」

―違うのか…?!
吐き出された言葉は侮蔑を含んでいる気がした。
まさか気持良くとは、そのような意味ではなかったのか?だが相変わらず私に触ろうともしないのだし―。
「ちげーよ。」
「ならどういう意味なのだ!?!」
顔から火が出そうなほどの自己嫌悪で声が荒くなり、勢いで体を起こした。
その一護を見ると、据わった目とぶつかった。
「お前が俺にしてくれってことだ。」
そう言ってまもなく、一護は自身のベッドに横となって、私からの行為への準備をした。
「わ…私からするのか?!」
それは私から攻めろということなのか?!
いつもは自身を任せる事で、快感を求めているのは一護であり、私からではない。
と、ずっと体裁を守っていた。しかし今度は私からしてやるなんて…恥ずかし過ぎる。
「なあ、早くしてくれよ。」
ベッドの外に片手を放り出して私を催促した。酔いがあってか我儘になっている気がした。
しかし、このままでは気まずい時間が過ぎていくばかり。どちらにせよ避けられないのだろう、
私は諦め、おずおずと一護のベッドの横に立った。
見下げる顔は満足気に笑っている。私は悔しさにワンピースの裾を、
くしゃくしゃに握りながら逃げるように視線を外して、悟られないように言葉した。
「ど…どうすれば良いのだ、私は?」
「立ってちゃなんもできねぇだろ。」
「うわっ!」
 私の腰を掴んで軽々と持ち上げ、一護の腹に跨る体勢をとらされた。
そういえば私は下着を穿いていない。腹とソコが触れてしまわないように膝立ちになったが、
それが災いした。不安定になり、一護の顔の両隣に手を置いて四つん這いの体制になってしまった。
「…何がおかしい!!」
 失態を厭らしく笑う小憎たらしい顔を睨んだ。
 しかしそれに動じる筈もなく、一護は私の頬に片手を置き、
少しかさついた親指で優しく下唇をなぞった。最初はその手を振り払おうと思ったのだが、
その触られる感触に阻まれ、できなかった。すると、触れているうちに付いた唾液が動きを滑らかにさせた。
…どうしてだろうか、私はいつもこうされると次第に体は熱を帯び始める。
漏れる吐息も、顔の熱さも今や羞恥ではなく、もっと本能的なものに赤らめていくのだ。
「いつも俺がしているみたいにしてくれよ。」
そう言って一護が手を降ろした時には、ぬるま湯に体が浸されていた。

―いつも…?
ぼやける意識の中、私は今までの行為を思い出す。最初は―、 思い出した私は一護の唇を見た。
―最初は…か。
恥ずかしさよりも前に、目を瞑って唇を付けていた。酒臭い。
それは私なのかどちらなのかは分からない。だけれどもいつもの一護は確にそこにいた。
少しして一護の口が開いた。それに応じるように私は小さい舌を使って、相反する大きな舌と絡ませあう。
次第に欲情の熱が頭を焦がし、私の残った酔いがさらに戻ってきた。冷静な判断を狂わせるかもしれない。
「…あっ、」
一護は、私の肩に手を置いて、糸を垂らしながら唇とを離した。
気にくわなかったのか、と苦しく悲しくなってしまう。
「結構うまいじゃねぇか。」
予想外の言葉に思わず小さく笑みが溢れてしまいそうになったが、その誉めの意味が受けとめた。
突然一護は私の片手を取り、自身の下半身に導き、私の手を握りながら揉みしだいた。
「やっ…何をさせる!?」
触ったことなど少なく、何かいけないことをしているような錯覚を覚えた。
「まだここは立ってねぇ。」
確に、いつも私に入れるときと違って、怠惰したソレはまだ柔かい。
私は導かれるまま、一護の膝辺りにペタンと座った。
あの躊躇は何だったのか、これで一護が悦ぶのならと思い、
ズボンの上からいたわるように、優しく摩ってあげた。布を擦る音が、初めて厭らしく聞こえた。
続けていると少し大きくなった気がする。
一護の下半身がピクッ、と弾んだのが手から感じた。
顔を見ると、目を瞑りながら表情には出さず赤くしている。
その普段見せない姿がひどく愛らしく、嬉し恥ずかしさで私自身も顔を染めながら、目を細めていた。
―酔っているな、私は。
今の笑みに言い訳するように、確実に酔っている頭に自嘲する。
次第に私の下半身も熱を持ち、くすぐったいような、
胸辺りにもやもやとした感覚にどうしようもない位に疼いた。
はしたないと頭は理解していても、空いている手が無意識に自身の下半身に導かれる。
同時に頭はこうすれば疼きが収まることも理解していた。
微塵の理性が下着を履いていないことに躊躇したからか、ワンピースの上から恥部に触れてみた。
「……っ、」
ゾクゾクと昂る刺激に漏れかける声を押し殺す。
一度手を離してみると、ワンピースの触れた箇所に染みが出来ていた。
「なぁ、手。」
「…んっ?うあぁ?!済まん!!」
そう言われて、今私が自身にしていることにやっと知らされた。
―…私は……!?
恥ずかしくて泣きそうになる。一護を見ると私の姿に嬉しそうに笑っていた。
「そんなに俺のが好きか?」
「……どういう意味っ…あっ?!違う!違うのだ!!」
先程の制止は、まだ一護のモノを触っている手の方だったようだ。
無心にもて遊んでいた私は、思わず引っ込めた。
「違う!断じて違うぞ!」
どちらにせよ恥ずかしいには変わりなかったが。
「何がちげーだよ。」
ついに一護は耐えかねてズボンとパンツ、一気に膝まで下ろした。
私の目に、一護のソレが飛込んできた。まだ完全には立ちきっておらず、
少しこわばり始めたばかりのようだった。思わず見入ってしまった私へ、
一護が遠慮がちに呟いたのが聞こえた。
「なぁ…口でやってくれよ。」

私は本当に意味が分からないでいた。口でやる、とはどういうことか。
知識は疎すぎた。そんな悩む私を見かねてか、一護は説明を付け足す。
「お前の口で俺のを舐めてくれ。」
理解できた瞬間、その行為の卑猥さを考えただけで顔が熱くなった。
「そっ…そんなの…!!」
「駄目か?」
いつもは見せないような一護のその懇願する瞳を見てしまったから。
私の胸の奥で何かが疼いた。私は、自身に戸惑いながらも震える片手でソレを支えた。
すると、また急に私の下半身が呼応して反応した。
もう片方の手が下に伸びるのを抑えて、ゆっくりと顔をソレに近付ける。
が、そこまでで私は一歩も踏み出せなくなってしまった。
「どうしたんだよ?」
そこまで来ているのに、一護は続きがないことに不満の声をあげた。
それに対して私は顔を伏せ、申し訳なさそうに呟いた。
「……悪い…だめだ……、」
つい昨日までコレは私を突くだけのモノだと思っていた。
その為か口の中に入れるという行為は、とても汚らわしいものと感じてしまった。
いつも一護は私のを舐めることに何もいとわないのに。情けなさと済まない気持ちが込み上げる。
一護は悲しみめいた表情をしていた。多分、私はするのだと思っていたのかもしれない。
「…ほれ、そんな顔をするな!!気を直せ!」
私の困った笑顔はやはり届かなかった。
今まで幾度か交わってきたのに、裏切られた、と思っているのだろうか―。
いや思わせない、思わせたくない。
「しょ…しょうがない!一つ、貴様の言うことを聞いてやっても構わんぞ!!」
なんてことを言ってしまったんだ―。渇いた笑顔は引きつり、厭な汗滲だ気がした。
この状況でこの言葉は、最早取り返しのつかないことになる。
それを聞いて一護は体を起こし、眉は小さく動いた。
「本気で言ってるのか?」
その表情を見てさらに引っ込みがつかなくなる。
それは、信じられないと言いたげな、だけど口の端から笑みを溢した顔をしていた。
―まるで…餓鬼だな。
まるで何か新しいものを見つけた子供のように爛々とする瞳を見て、
思わずつられて笑ってしまった。何が私をここまで狂わせてしまうのだろうか。
―……私は構わないのだろうか?
酔いで隠れている自分に聞いてみる。答えはない。ということは…良いのだな―?
「…ただし、今のは嫌だぞ。」
酔う私にはもはや、何を言っているのかよくわからなくなっていた。
「わかってるって。」
期待に似た不安と共に次を待つ。
しかし、少しして出てきた一護の言葉に私は委ねてしまったことに後悔した。

「一人でしてるとこ、見せてくれねぇ?」
抽象的な言葉だが私の頭の中では具体的な意味へ変換される。そしてそのくらいの言葉は知っていた。
―貴様の前で自慰をしろということか?!
もはや何も言えず、さっき以上に真っ赤にした顔を激しく左右に振った。
「俺の言うこと聞いてくれるんだろ?」
「うっ…」
そう言われて、何も言い返せなくなったが、どうしてもそれは無理だ。
「……できぬ…」
その否定を拒むように、一護は突然私のワンピースの裾を引っ張り上げた。
すると先程私の付けた染みが目の前に映る。
淡い青色の生地に一箇所だけ湿り、濃い蒼に強調されている。
その染みの上を乗せられた一護の指がなぞると、ヌルヌルと滑らせているのが見た目で分かった。
「これは?さっきまでなかったよな?」
「………っ…!」
責められるその行為、言葉が私の下半身を煽り、辱めと快感が溢れ出した。
それがまた恥ずかしく、顔を紅潮させ悪循環する。突然、逸らす私の視界が光を失った。
「全部忘れてやるからよ。な。」
抱きしめられ、胸から聞こえてくる声は色欲の意を含んでいても優しく、安心感を与える以外何でもなかった。
ふと、実は一護は酔っていないのではないかと思い、そっと顔を上げるが、
案の定、飢えた餓鬼の据わった瞳とぶつかるだけだった。
―…これだけ酔っているのであれば、今の記憶も忘れるのではないか?
浅はかな私の思考は、自分でも驚く結論へ向かおうと暴走を始めていた。
―それに、もし覚えていたとしても……
多分、冷静を取り戻した明日の私は後悔する。
しかし、狂った歯車は路線を変更し、疼きは欲望を加速させ、ついに結論に到達した。
ゆっくり任せていた体を離し、ベッドの後ろの方に私は腰を降ろした。
意味を理解した一護は無言で枕元の壁に寄りかかり、あえて私から離れて正面に座った。
どうやらあくまで傍観するらしい。
「見せてくれよ。」
そして、私は言われるまま、痺れる意識の中で両手を自分の服越しに胸の上に乗せた。
知ってはいるが、やはり小さい胸―小さな手でもなんとか納まってしまう。
だけれどもこの二つを一護は気に入ってくれている。
私はそんなことを巡らせながら目を瞑り、そのお気に入りをそっと揉んだ。
「……んっ…」
自身で触るが気持ち良さはあまりなく、される方が格別だと思った。
しかし、今は―一人の男の前で自慰をしている。それだけで意識を焦がすには十分すぎる理由だった。
暫く私は、自身を慰めることで溢れ出す背徳感と、一護の視線を体中に浴びながら、
そして、薄っすらと目を開けながら悟られないように、一護の晒されたままの、
立ち上がりつつあるそれを見ながら両手を動かし続けていた。
これは淫らなことだと分かっている、だけれども視線を外すのは惜しく、できなかった。
「服脱がすけど…いいな?」
そんな中で一護の声が耳に入ったと思ったら、気が付くといつの間にか私の傍まで来ていたのだ。
「そっ…それはいやだっ!!」
何故か服を着ていると着ていないでは、羞恥の度合いが全く違う気がした。
それに脱ぎたくないのにはもう一つ理由がある。


私の拒む手を厭らしく笑いながらどかせ、ワンピースを乱暴に奪い去った。
何も隠すものがなく、この弱々しい印象を与える白く華奢な体、
自身の愛撫で高揚した小さな胸、そして蜜で濡れる下半身、全て曝け出す。
だが私はその体を覆うよりも、自身が座っていた場所を隠すことの方が先決だった。
その行動に疑問を持った一護は私が手で覆い隠すシーツを見てしまった。
「やっぱ…すげぇな、お前…。」
そこには一護の掌二つ分くらいの大きな染みができあがっていた。
そう、私は下着という蜜を受け止めるものがなく、全てをシーツに垂れ流してしまっていたのだ。
「いや…!!」
私はその染みをどうしても隠すように、そして体を隠すように丸く蹲った。
しかし、その抵抗も空しく私の体は抱きかかえ上げられ、そのまま仰向けに寝転がった。
「まだイッてないだろ?」
憎まれ口を叩く一護の楽しそうな顔が目の前から覗いていた。すると突然、下半身から鋭い快感が沸き上がった。
「ひっ…!!」
一護は私の恥部に指を差し入れていた。ずっと胸だけを弄っていたから、
下半身は濡れ過ぎたシーツを見せる訳にいかなかったから触ることが出来なかった、その分快感は段違いのものだった。
指をゆっくり抜き差しする。その度に私は爪の先まで震える思いだった。しかし、三往復ほどして指の動きは止められた。
「続きは自分でしな。」
「……たわけが!!貴様はどうしてそうも意地汚いのだ…!今日の海だって―」
涙ぐむ私の怒りなんて堪える訳もなく、一護は寝転んだまま私を自身の胸に跨がせ、
膝立ちの体制に変えさせた。すると必然的に股を開かなくてはならない。
私の恥部は一護の目の前に晒されているのだ。恥じらいから閉じようとするのだが、
一護が両足を掴んでしまい身動きがとれない。私は凝視される恥部を両手で隠して、涙目で睨んだ。
「貴様ぁ…!」
「ったくよ…自分じゃ何もできねぇのか?」
そう言った一護は恥部に当てがう片手を取り、私の指で這わした。
「いぁ…っ!」
力無い私の手を操り、中指を入れられた。自身の手だというのに、
誰かに動かされるとこんなにも違うものなのかと敏感に反応した。
一定のリズムを刻むこの運動。引き抜く瞬間ですら惜しく感じた。
「本当…厭らしいやつだなぁてめぇは。」
それは微かな記憶に残る、私が酔っていたときに使ったと思われる言葉が聞こえた。
その皮肉に気が付けば一護はいつの間にか私から手を退いて、舐めるように傍観していた。
そう、動かされていたのでなく自分で動かしていたのだ。

―…!?!
頭では羞恥に耐えきれないのだ、しかし、体は快楽を離すことを許さず、動かす指を外せなかった。
―私は何て淫乱なんだ…!
指の数を一つ増やすと、快感は数に比例して大きくなった。
―男の前で、しかも全裸で自慰を興じるなんて…!
空いた片手はいつの間にか胸を揉み、先端を摘んでいた。
―どうして止めることができないんだ…!!
指が出入りする度に私から絶え間なく溢れる蜜は、一護の体の上に飛び散った。
自身の体なのに自制できない。
恥ずかしいのに抑えられない。
止めたいのに止められない―。
涙が頬を伝った。
「…んぁっ…はぁっ…いち…ごぉ……!」
目線を下にすると、私の行為に釘づけの一護がいた。
それは厭らしい視線とかそういうものではなく、心奪われたように見つめる瞳。
一護は私の痴態を見て興奮している―。妙な満たされる気持ちと共に体を更に敏感にさせた。
胸を揉みしだいていた手も恥部へ下ろし、包まれた芽を自身で解放し、弾いた。
「ふぁぁ…っ!!」
一際大きな滴が糸を引きながら一護の胸に落ち、少しずつ意識が遠退いてきた。
「ルキア…!」
不意に私は抱き締められた。一護の体は私と同じようにいつも間にか熱を持っていた。
私の蜜に濡らされた左胸から聴こえてくる鼓動は激しい。
「わりぃ…俺もう無理だ……」
呟いた一護は私の体を開放し、それに従い体を起こす。
そして下半身を見てみると、固く立ち上がったソレが見えた。
先端をよく見ると、先走った滴が頂点に乗せられている。
私は痙攣する体を振り絞り、一護の反り立つその上に膝立ちになった。
そして、名残惜しく指を抜いた。すると掌にまで私の蜜は滴っており、
その濡れた両手を一護のソレに塗りたくる。
反応を示す熱の棒、愛しく全体を私の愛液で光らせるまで塗り続けた。
「ルキアっ…!もういいから……」
「…もう…限界なのか……?」
「……あぁ…!限界だよ!!」
苛立ちと苦悶に歪む一護の表情。こんな余裕の無い姿は初めて見た。
おかしくて笑いそうになったが、私も既に限界を超え余裕は残されていなかった。
やはり自身の細い指では、大きさも足りないし奥まで入らない、
だけど目の前には届かせてくれるものがある。そう思って愛棒を支え、ついに私のソコに触れさせた。


「……くぅ…」
私のものはいくら濡れていようと狭く、
自身の力ではなかなか入らずゆっくり、ゆっくりと侵入を試みようとしていた。
が、最高潮まで昇りつめた一護は耐えきれず、私の腰を掴み、一気に貫いた。
「はああぁぁっ!!」
最深部までに到達した愛棒は、脳天まで到達するような全身に痺れる快感を与える。
「動いてくれよ…」
手を退かせた一護の言葉に従い、私は腰を上げた。
ジュルッ、と厭らしく一護の愛棒に滴らせながら鳴く。
先程の入ってくる充実感と違い、虚無感が下半身に残された。また埋まれたい。
そう思って腰を下ろすと最上の快感が。私は逃さないようにと、下半身に自然と力が入る。
すると愛棒で強く肉壁を押される快感も導かれた。
そして、腰を上下させ始めた。
「ぁっ ぁっ あっ あぁっ」
快楽に溺れかながら、ふと自身で意識的に考えてみる。
―私は今、一護の上で股を開いている…。
―私は今、一護のを入れて快楽をむさぼっている…。
―私は今、一護に厭らしい醜態を見られている…。
しかし、この自虐が私の気持良さにさらに拍車をかけた気がした。
「俺も、動くぞ…」
そう唸るように呟くと一護は私の中に突き立て、動いた。
「はぅぁぁ…!!」
自身では加減をしながら動くので、遠慮を知らないことが私の届かない快楽の箇所にまで侵入する。
そして私達は、一点を目指してひたすら腰を振り始めた。
「ふくぅ…っ…一護…強いぃ…」
激しく打ち上げる一護に言葉するが聞く耳を持つ様子がない。
しかし、私も一護の体に負荷がかかってしまうと思うくらいに強く沈めていた。
それを示すかの如く目線を結合部に向けると、互いの下半身がぶつかり合う衝撃で刻まれた、
空気を含む白い泡が一護の茂みを濡らしていた。


ふと視界に一護の両手が伸びて来たかと思うと、前腰を掴み、揺らしながら私の芽を親指で押した。
「ひっ!!」
そして私は壊れた。快感に酔い、完全に狂わされてしまった。
私は更に両胸を揉み、桃色の立ち上がる乳首を摘み、自慰をも始める。そんな私を見て呆れ悦ぶ一護が呟いた。
「マジ…厭らしい…」
乳首を弄る快感、敏感すぎる芽を弄られる快感、
太い愛棒で体の奥を突かれる快感、快感という快感が私は欲しかった。
「んあぁぁ…っ!!ああっ!!」
一護の愛棒は無理というくらいに私に入れられていた。
「おい、ルキアっ…!もう…良いか…?」
私も早く果ててしまいたい。瞑る瞳から涙を溢しながら、小さくコクコクと頷いた。
そして一護は強く私の腰を掴み、速度、激しさを増して腰を突き上げた。
「ひっ…くぅっ!…ふっぁ ぁ あっ!うあっ!あああぁ!!」
グチュグチュと粘り気のある音が律動的に続く。
一護に動かされてはいるけれども、私も腰を、本能のままに振り続けた。
「ふぁぁっ!!うぅん!…あっ!おかしく…なってしまぅ……!!」
快感に堪えかね、本当に泣き出しそうな位に声をあげていた。伝う涙を飲み込み、私は波に身を委ねる。
「んぁぁ!あっ!あああっ!!いち…ごぉ…もう…もぅ…ぁく…だめぇ…!!」
そう言ったと同時に私達は絶頂を向かえた。
私は情を一滴も逃さないように恥部を引き締める。
そして激しく中で一護の愛棒は跳ね、熱過ぎる白濁の情を放った。


ぐったりと私は一護の体に倒れ、肩に頭を寄せる。
下半身からは溢れ出した白い液体が残されていたが、今はこの快楽の余韻に浸った。
体はまだ痙攣を続けており、息も上がっている。
不意に一護の手が私の背中を抱いたかと思うと、そのまま共に体を横にした。
正面には一護の少し疲れた様子の微笑が映り、急に現れた情の後の恥ずかしさに、ふいと背を向けようとしたが、
「恥ずかしがんなって。」
と、私を抱き締め、胸元に置かれた頭に優しく手で撫でた。
その掌が私を癒してくれて、思わず抵抗もせず続けてもらっていたが、少しして動きは止まった。
ふと、見つめなおすとうつらうつらと今にも寝てしまいそうな前顔が。
「…寝るわ。」
目を細めたかと思うとそのまま、瞼は閉ざされてしまった。
「こっ、こら!まだ…!」
まだ私と一護は繋がったまま。
しかし包み込む両腕に逆らう術がなく顔を赤らめて、しかたなくそのままで居続けた。



その後も、ゆっくりとした寝息に抱かれながら、睡魔が呼び起こされるまで、
私は飽きもせずに目の前の顔をずっと見つめていた。
淡い橙色の電灯に微かに照らされる、普段寄せられている眉間の緩んだ一護の顔。
口元を緩ませながら橙色の横髪に指を通した。私の今している行為にも笑いそうになる。
「……やはり餓鬼だな、貴様も‥…。」
ふと、秘めていた感情が胸の中で動いた。
この暖かく体を浸す気持ち、一護は寝ているから聞こえている筈がないだろう。
だけれども、どうしても今、この気持ちを言葉にしたかった。
決意し、口を開いた。
途端、白い壁が私を引きずり込み、全てを暗転させた。
喉まで登りつめている言葉―だけれども胸の奥底に照り入る光が息を詰まらせ、
決して告げることを許さず、逃げ出してしまった。追い掛けようと私は足を前に出そうとした。しかし―
踏み出したくて、踏み出せなくて、近付きたくて、近付けなくて―。
まただ…どうにもならない苦しみに歪む表情を隠すように、一護の胸に埋めた。
私にはこの気持ちを抱き締めて、逃げることしか出来ないのだろうか。そんなのいやだ…でも―……
私の夜は明けた、微かな光を溢しながら、闇を殺して。
その代わりに私の背中には深く、深く、刻まれた影を背負ってしまっていた。