朽木ルキア大ブレイクの予感パート10 :  616氏 投稿日:2005/08/01(月) 01:46:13


※続編になります。こちらを先にお読み下さるとより楽しめます。


『はじめての???』


 ルキアとの事がバレて、朽木隊長にボコられてから早数日。
 あの日以来散々ルキアが自宅に見舞いに来たというのに、俺は怪我のお陰でこいつに手を出せずに悶々としていた。
「恋次、傷は治ったのか?」
 ルキアが俺を見上げて心配そうに尋ねてくる。
 俺はルキアが淹れてくれたお茶を啜り、鯛焼きをばくつきながら、
「オメエのお陰でなんとか生きてる」
 こいつが四番隊の花太郎に頼んでくれたお陰で、何とか俺は命を取り留めた。
 実のところ、まだ少し肋骨が少し痛むんだが、あんましこいつに心配させたくねえしな。
 余計な事はいわねえのが漢って奴だ、うむ。
「しかし……兄様があんなに怒るとは。やはりこんぜんこーしょーは許されぬことであったか」
 そうじぇねえ、そうじゃねえぞルキア!
 隊長はヤッてようがヤッってまいが、そう云う展開になった時点で俺を殺る気だったはずだ。
 叫びたい気持ちをグッと堪えて、俺はルキアを宥める。
「まぁ、隊長も可愛い義妹に付いた虫が俺だと知って慌てたんだろよ。兄貴ってのはそんなもんじぇねえのか?」
「確かにな」
 いや、そこでちょっとは否定してくれよルキア。
「そう言えば、一護にも妹が2人居ったな。あ奴妹達に男が出来たら兄様と同じ様な事をするのだろうか?」
 一護の妹……想像できねえが、アイツもまぁ似たようなもんだろう。
 だけどなぁ、なんで俺と二人きりの時にオメエは、他の男の名前を口にだすんだよ。
 一つ屋根の下で同居してたそうじゃねえか、俺だって餓鬼の頃以来一緒に住んでねえってのによ。
「震えておるが熱でもあるのか?」
「あぁ? いや、なんでもねえ」
 そんな切ない目で見られると暴走するぞ、ただでさえ俺の欲求不満は爆発寸前だっつーのに。

 ここいらで話題を変えないとマズいな。
「そういや、俺に教えて欲しい事が有るって……」
 ルキアはポンと手を叩いて、
「おお、すっかり忘れておったわ。乱菊殿が貴様なら知ってるはずだと仰ってたんだが」
 乱菊さんが?
 なんか危険な予感がするんですけど、俺。
「『しおふき』とは一体なんなんだ?」
 ブハッ。
 口に含んでいたお茶と鯛焼きの素敵なコラボレーション、なんて考えてる場合じゃねえ。
 乱菊さんあんた、一体こいつに何吹き込んだんだよ。
 つーか、もしかして俺達の事バレバレなのか?
「貴様やはり知って居るのだな。知っておるなら教えるのだ!」
 俺の襟元を小さな手で掴んで、必死にゆさゆさと揺さぶる。
「知ってるちゃ知ってるがなぁ」
 経験ねえんだよな、潮吹かせたことなんざ。
 待てよ、こいつ敏感だし、もしかしたら……
「どーしても教えてほしいか、ルキア」
「うむ」
 ルキアは胸倉を掴んだままこくりと頷いた。
「良し判った」
 俺はルキアをひょいとお姫様抱っこで抱えあげると、パニくってるこいつの額に軽く口付けた。
「れ、恋次っ。ま、まさか、『しおふき』とは」
「お姫様だっこのことでも、接吻のことでもねえ」
 事を察したルキアの顔が真っ赤に成って、視線があらぬ方向に泳いでいる。
 あーもう俺止まんねえわ。
 俺はルキアを優しくベッドに横たえると、今度はその唇に自分のを重ねてみた。
 抵抗してくるかと思ったが、俺の動きに合わせる様に必死に舌を絡めてくる。
 もぞもぞと動く脚から垣間見える太ももがなんとも色っぽくて、俺の分身にも熱が集まりつつあった。

「着物汚れるかもしれねえから、脱がすぞ」
「えっ、やめっ」
 俺はルキアの意思を無視して、するすると帯を解く。
 そして、一枚また一枚とひん剥いていった。
「あっ」
 俺は思わず声を漏らしてしまった。
 貧相だが形の良いな胸の上に、赤い痕を見つけて俺は数日前の出来事を思い出した。
 これは俺が付けた痕だ。
 こんな着物の襟から見えそうなヤバイ位置に、俺は痕を付けちまっていたのかと動揺する。
「悪ぃな、痕のこっちまったみたいだな」
 俺は痕を舌でなぞる。
「んっ、ふぅ、何れ消えるものだと聞いておる」
 成る程……そう云うことか。
 道理で乱菊さんにバレたわけだ。
 つーか、これが隊長で無かったのが不幸中の幸いだったのかもしらねえが。
「はぁ、っつ、んっ」
 俺のしつこい胸への攻めで、ルキアの声が段々と艶っぽいものに成ってきた。
 秘窟に手を這わせると、溢れる蜜が俺の指先を濡らした。
「ホントにオメー、濡れやすい身体してんな」
「う、五月蝿い!」
 両手で顔を覆い隠して強がるこいつの姿は、結構ソソるモノがある。
 っつーか、そう云う物言いをされると苛めたくなるのが心情ってもんだ。
「ひゃんっ」
 二本の指を容赦なく秘窟の中へ沈めると、空いてる方の手で隠れていた桃色の蕾をむき出しにする。
 舌を伸ばして蕾を突きながら指を抜き差しすると、顔を隠していた手離して敷き布をぎゅっと握り締め始めた。
「あんっ、やっ……いいっ」
 このまま攻め続けると、ルキアがそのままイッちまいそうだ。
 それじゃあマズイ。
 俺は本来の目的を果たすべく行動を開始した。

蕾から舌を離しルキアの様子を伺いながら、差し込んでいた指を少し引き戻し、くいっと曲げてその上側を少しずつ探ってみる。
 確かこの辺にあるんだったよな、潮吹くポイントって奴が。
 ん? ここの感触なんか違うな。
 怪しい場所を見つけた俺は、少し力を込めてそこを刺激してみる。
「はあんっ! はわっ」
 うわ、すげえ反応。
「れんじ……そ、そのっ」
 ルキアが何を云いたいのかは予想が付いてたが、俺は敢えて尋ねてみた。
「んー、どうしたルキア」
「その……ふっ、にょ、尿意が……」
「我慢しろルキア、それ潮吹く前兆らしいぜ?」
「そう……なのか、くぅっ」
 間違い無い、ここがこいつの一番の場所だ。
 俺は丹念にしつこくその辺りを指で攻める。
 やがて、
「で、でるううっ!」
 ルキアの叫びと供に、尿道の辺りから勢い良く生暖かい液体が放出された。
 愛液とも尿とも違う感じのぬるっとした液体が、敷き布に濃い染みを作って行く。
 出来事をイマイチ理解出来ていないのか、呆けているルキアをぎゅっと抱きしめて、俺はその頭を撫でた。
「まぁ、今のが潮吹きって奴だ」
「すまぬ……敷き布を汚してしまったな」
 どうしてこいつは、そう云うくだらねーことを気にすんだ。
「気にしねえよ。それよりルキア……続きいいか?」
 真っ赤に頬を染めてコクリと頷くルキアの姿に、俺自身のボルテージが一気に上昇する。

 さて挑まんとルキアの両脚に手を掛けた時、家の外からバシッという古枝の折れる音がした。
 嫌な予感がした俺は、ルキアに服を着て布団に隠れるように指示すると、斬魄刀を構えて静かに外への扉へ向かって行く。
 扉をがばっと開けると、物凄い勢いで逃げて行く滅茶苦茶見覚えのある死覇装姿の、男女三人組の後姿があった。
「てんめえええらああああ!」
 乱菊さんに檜佐木先輩、ってかイヅルもか!
 煮えくり返る思いをなんとか腹に収めつつ、ベッドの上で俺を待っているはずのあいつを振り返った。
「ルキア……オメエなぁ」
 待って居るはずの幼馴染は、布団の中で気持ちよさそうにすやすやと眠っていた。
 俺はようやく悟った。
 俺の恋路にとって最も邪魔なのは朽木隊長では無い。
 寧ろ余計な事をルキアに吹き込んだり、いらんお節介や好奇心で動かされているあいつらだっつーことに。
 最悪だ。



(完)