朽木ルキア大ブレイクの予感パート8 :  944氏 投稿日:05/01/31 00:53:46


『白ルキ』


すっかり遅くなってしまった…。兄様はもうお帰りだろうか?

「ただいま帰りました」
…………
夜、隊務を終えて朽木家に帰ってきたルキアを迎える者は誰もいない。
それどころか、人の気配がまったくしないのだ。
…………?
不審に思ったルキアは、とりあえず誰かいないのかと、屋敷を歩き回った。
「誰かおらぬのか…?」
返事は無い。住み込みの使用人すらもいないようだ。
一体どうしたというのだ…?今までこんなこと一度も無かったのに…
暗く長い廊下。静寂の中、歩けば衣擦れの音がやけに響く。不気味だった。

やがて、ほんの少し開いた戸から微かに漏れる光を見つけた。
「兄様のお部屋…」
兄様なら人がいない理由を知っている可能性は高いだろう。とにかく今は誰かに会いたい。
また冷たく突き放されるかもしれないけど…
ルキアは部屋の前へ行き、中へ向かって言った。

「兄様…ルキアです」
返事はすぐだった。
「入れ」
自然と安堵の溜め息が漏れる。

「遅かったな」
戸を開けると相変わらずの姿勢正しい背中が目に入った。
「書類の整理がなかなか終わらず、遅くなってしまいました」
「まあよい。外は冷えるだろう、入りなさい」
「?!…はい!」
兄様は私の事を気遣ってくれているのだろうか?…そうだったら良いのに…
ルキアはそっと戸を閉め、先程よりも少し白哉の近くに行って座った。
「あの…兄様」「何だ」
「他の者の姿が見えませぬが…何かあったのでしょうか?」
ほんの少しの間があった。
「私がそう指示した」
ただ結論だけを簡単に告げる。
「そ、そうでしたか…。失礼致しました」
ああ言われてしまうとかえってその理由を聞きにくい。
ルキアにとって大分気まずい沈黙の後、白哉がもう一度口を開いた。筆を置いて…こちらを向いて。
「理由を知りたいか?」
兄様は笑っていた。微笑んでいるようにも、おもしろがっているようにも思えた。どうであれ初めて見る表情だった。
「知りたい…です…」
無意識のうちに返事を返していた。
「ならば、こちらへ来い」
ルキアはゆっくりと立ち上がり、恐る恐る白哉のもとへ近づいていく。すると突然腕を引かれてその胸に飛び込んでしまった。
「きゃぁっ!」
「大人しくしていろ」

ルキアの身体は白哉にしっかりと抱きしめられ、その状況を把握しきれないうちに…唇を塞がれていた。
「…………っ!!」
思考が止まる。無意識に身をよじり逃れようとしたが力で適うはずもない。
白哉は小さな唇を貧り続けている。

私達は…何をしている?
兄様?
私達は…兄妹では?

ぬるり、とした感触がいつのまにかルキアの口内に侵入していた。

「んんーっっ!!」
「っ……」
ガリッ、と嫌な音がした。同時に、白哉の頬に三本の引っ掻き傷が走る。
そしてルキアを咎める事もせずただ見詰めてくる。
「あ…」
気が付けばただ必死にそこから走って逃げ出していた。
「無駄な事を…」
そう言った白哉の言葉がルキアに聞こえる事は無かった。

広く、暗い廊下を無我夢中で走り抜ける。
もうどれくらい走っただろう?いくつめだかわからない角を曲がろうとした時だ
った。
「あうっ!」
足を捻って派手に転んでしまった。急いで立ち上がろうとするが身体が全く動かない。
まさか…
体温が一気に下がったような気がした。足を捻ったのでは無い。…これは…縛道?
「逃れられるとでも思ったか?」
声の主は目の前にいた。何時の間に…

白哉はそれ以上は何も言わずルキアを抱き上げる。
一瞬、強い風が吹いたかと思うと白哉の部屋に戻っていた。
ああ…これが瞬歩というやつか。
妙に納得した。縛道はすぐに解かれたが、どんな抵抗も無駄だということはわかっていた。

明かりは消され、月明かりのみが部屋の中を照らしていた。
布団にそっと寝かされ、帯が解かれる。スル…といとも簡単に死覇装が襦袢ごと脱がされ、白い肌があらわになった。
白哉がルキアに覆いかぶさり、その身体を上から下までじっくりと見つめる。
「…み、見ないで…ください…」
自分の身体には自信がない…。ルキアは恥ずかしくて目を反らす。
しかしそう恥じらう姿がいっそう白哉の興奮を掻き立てる事には気付くはずも無い。

「やぁんっ…」
甘い痺れが走る。白哉の右手がルキアの小さな左胸を包み込み、そのまま優しく揉みしだく。
「んっ…………にぃ…さま…」
手の動きに応じてふにふにと素直に形を変えるこの胸を、白哉は楽しげに弄んでいる。

放置されていた右胸を舌が這う。
「やぁっ…にいさ…まぁ…はぁっ……!」
やがて頂点に達すると強く吸われた。
「…あぁんっ!!!」
「あれほど逃げ回った割には…やけに良い反応だなルキア?」
「そ、そんなこと……んっ!」
唇が上へ滑り、白い首筋にいくつもの赤い花が咲く。
「義兄に犯されているというのにこれ程感じているとは…処女だというのに…まったくいやらしい女だ」
「!!そ、そんなんじゃ……」
「ほう…ではこれは何だ?」
「あんっっ!」
いつもよりもツン、と上を向いて存在を主張していた乳首を爪で弾かれて、思わず大きな声が漏れた。

そして、胸を離れた手が下へとおりてくる。
「!!……いやぁっ……何を…」
白哉の指がルキアの足と足の間を這い回る。やがていつからか疼きだしていた場所へ到達した。
クチュ…と小さな水音がした。
「あぁん…っ!!」
ルキアの身体がビクンと跳ねる。
指は蜜壷の入り口を一回りし、その後上へのぼってぷっくりとふくれた真珠を強く刺激する。
「うぁ…っ!!」
その度にルキアのソコからは汁が溢れてくる。
白哉はその汁を手で掬いとり、よく見えるように掲げた。

「…下はもうこんな事になっているぞ?」
その手には…粘液が付着し、妖しく月光を反射していた。
「いゃぁぁっ…!」
恥ずかしい…!目をギュッとつむって顔をそらした。
それが気に入らなかったのか、白哉は突然ルキアの尻を思いきり叩いた。
パァンッ!!
「痛っ…!!!」
「目を閉じるな!」
叩かれた尻の痛みすらやがて甘い痺れに変わっていく。私はどうにかしている…。
ルキア自身、戸惑いつつもすでにこの快楽の波に飲まれかけていた。

「この光景…片時も忘れぬようしっかりと目に焼き付けておけ」

少し…ほんの少し白哉の口調から興奮が感じ取れる。
脚を大きく広げられる。蜜壷に熱い何かが触れてルキアは小さく呻いた。
「お前は、私のモノだ」
そして白哉は腰を進めた。

「あっ…ぅあああぁーーっ…!!!」
肩を固定されて後ずさることもできず、ただ悲鳴をあげる事しかできない。
慣らされてもいないソコに、無理矢理捩込まれていく……
布団に破瓜の血が散った。

「ゆっくり深く息を吸え…」
あまりの痛みに混乱する頭に、兄様の声がぼんやりと聞こえた。
「はぁっ…はぁっ…はぁ…」
やがて呼吸が落ち着いて来る。それを見て白哉はルキアに優しく口付けて言った。
「そう…良い子だ…」
そして頭を撫でてくれた。

胸が熱くなった。こんなに兄様に優しくしてもらえたのはもちろん初めてだ。
嬉しい………。
自然と涙が溢れた。

白哉がゆっくり動き出す。
「あっ…痛っ」
ひどい痛みが蘇り、ルキアは必死に白哉の首に腕を回して抱き着いた。
「兄様っ…いた…いっ…あぁっ…」
ルキアの瞳から今度は生理的な涙が零れる。
「力を抜け…じきに良くなる…」
そう言って白哉は涙をそっと拭い、瞼に口付ける。
まただ…。兄様の優しさに身体がカッと熱くなる。
痛みが快感へと変わっていくのに、そう時間はかからなかった。

「…んっ……はぁっ……あぁっ……!!」
やがて夢中で腰を動かし始めたルキアに白哉は満足していた。
まだ幼く、初めてだというのに…正直、これほど乱れてくれるとは思っていなかった。
「やはり…お前は仕込みがいがありそうだ…」
荒い息の中呟いた言葉は快感に酔うルキアには聞こえるはずもなく。
白哉もすぐにルキアの身体に溺れていった。

静かな部屋に、汗ばんだ身体がぶつかり合う音とお互いの息だけが響く。
二人ともそろそろ限界が来ていた。
「…はぁっ………ぁっ…にぃさまぁ……わ…私っ、何だかっ………!!」
「それで良い……出すぞ」
「…っ、ああぁぁぁんっっ!!!」
ルキアの細い脚が空を蹴った。身体が大きくしなり、痙攣する。短い悲鳴をあげて達した。
同時に白哉もルキアの中へ熱い想いを注ぎ込んだ。

翌朝、昼過ぎになってルキアは目を覚ました。
「……ここは……兄様の部屋?」
起き上がろうとしたが、身体の痛みに顔をしかめた。
そうだ……私は昨日……
昨夜の記憶が蘇る。あの後、私は気を失ってしまったのだろうか…
「ルキア様、お目覚めですか?」
いつのまにやって来たのか、昨日はいなかった使用人の一人が呆然としているルキアに声をかけた。
「お身体の具合は如何でしょう?」
「……白哉兄様は何処に?」
「白哉様ならもうとっくにご出勤されましたよ。ルキア様に、『明日からは必ず隊務に出るように』と」
その後も使用人は食事はどうするかなど言っていたようだがルキアの耳には入らなかった。

始めはほとんど強姦のようだったけど、私も確かに感じていた…。
それどころか、兄様の優しさに喜びを感じさえもしたのだ。
『お前は、私のモノだ』 あの言葉が心に蘇る。
私は、兄様の……。
兄様のお顔に傷をつけてまで逃げ出してしまって、私は何と愚かな事をしてしまったのだろう。
また抱かれることがあっても、どんなに恐ろしくても私に逃げることなどできはしないのに…
それならば…これからは少しでも兄様に気持ち良くなっていただけるよう努力しよう。
……もしかしたら、また優しくしてもらえるかもしれない……。

ルキアはふっと微笑み、外の空気を吸おうと立ち上がった。



(完)