朽木ルキア大ブレイクの予感パート6 :  693氏 投稿日:04/03/04 23:23


コスチュームプレイしてみますた


「あっちーな…くそ…」
8月も半ばに差し掛かる頃、黒崎一護は自室のベットで重い四肢を投げ出して愚痴をこぼした。
開け放した窓からはジリジリと皮膚に刺さるような陽射しは入ってきても、求める風は全くと言っていいほど入ってはこない。
この馬鹿みたいな陽射しのうえに昨晩の雨のせいか湿度も高く、部屋はうだるような暑さだ。
シーツと背中の間に蒸れた熱を感じる。こめかみからも一筋汗が落ちた。不快感に体をよじる。
「寝てばかり居ては体が腐るぞ!」
部屋の暑さとは裏腹に、やたらと爽快で元気のいい声が上がった。
「…なんでテメーはそんなに元気なんだよ」
わざと面倒くさそうに言って声のほうへ顔を向ける。
そこには偉そうに手を腰にあてて仁王立ちした朽木ルキアの姿があった。

「あついからと言ってダラダラしていては立派な体が泣くぞ。…どうだ一護、これから涼みにゆかぬか?」
「涼みだぁ?この真夏に涼しい場所なんてあるか。外に出るぐらいならココで寝てるほうがマシだ」
寝返りをうってルキアから目をそらす。仰向けになると窓から差し込む殺人級の陽射しで更に汗が吹き出した。
もう喋るのも鬱陶しい。着ているシャツの腹をまくって仰ぎ、体にこもった熱を外へ出した。
下も同じようにしたかったが、仮にも女が同じ部屋にいるので止めておいた。
「それがあるのだ!一護、これを見ろ」
いそいそとこちらへ近寄ってきて何をするかと思えば、先週買って放り投げていた雑誌を寝ている俺の顔に押し付けやがった。
『ニューオープン!水の楽園・ウォーターソウルランド』
そこには、紺地にでかい花の模様が入ったビキニで、やたらと胸の谷間を強調した水着姿の女が作り笑いを浮かべながらプールでハシャイでる姿と
『新しいデートスポットにぴったり!水着のあの娘と水の楽園で真夏をエンジョイしよう!』
とかなんとか書いてある。いつも無意識に力を込めている眉間に、更なる圧力が掛かるのを感じた。

…ものすんごく行きたくねえ。どうせ人波でろくに泳げもしねーんだ。その上ニューオープンつったら混雑必死じゃねえか。
こーゆー無駄に有名でデートスポットなんてくっせーモンが名前に付くヤツは水色やらケイゴやらが沸いて出るに決まってる。
うわ、ハイテンションなケイゴを相手するのも面倒くせぇ。
大体なんだ。この時代錯誤なキャッチコピーは。何がエンジョイだ。

ほんの10数秒の沈黙で沸いてきたのは『いきたくねえ』につながる事ばかりだ。決定だ。
「どうだ!この"うおーたー・です・すらいだー”というすべりだい!シャーッと降りれば暑さもまぎれよう。気持ちイイぞ!」
こちらの雰囲気も察そうとはせずに、キラキラと無駄に目を輝かせたルキアが期待に満ちた目でこちらを見ていた。
「…いかねー」
「む?」
「いかねーっつったんだ。ニューオープンで人でごった返してきっと滅茶苦茶だぞ。
 ただでさえあちーのに、その上人肌で余計ムシムシした所に行こうってのかよ」
「う…」
ルキアがわずかにひるむ。よし、もう一押しだ。少し可哀相な気もするが、何が何でもねじ伏せてやる。
「大体お前水着がなきゃな、はいれねーんだよプールってのは。テメー持ってないだろ?だから無理」
押し付けられた雑誌を取って返す。
今日はもう寝る。寝て過ごす。寝て起きればちょっとはこの馬鹿みたいな温度も下がっているかもしれない。
わずかな希望を胸に、腹を出したまま目を瞑る。…が。
「ふっふっふ。それなら心配いらぬ。…実はあるのだ!」
また無駄にキラキラした目をしたルキアが俺の睡眠を妨げる。暑さでイライラしてるのがわからねーのかこの女は。
「……あ?何がだよ」
「これをみろ!」

バサーッ!

某水戸黄門の由美ナンタラのように着ていたワンピースをおもむろに剥ぎ取った。
そこには、先ほど押し付けられた雑誌の水着女と寸分違わぬ姿のルキアが(いや、少々胸の盛に違いがあるものの)また例のごとく偉そうに仁王立ちしていた…。
「昨日な!浦原のやつに注文しておいたのだ!綺麗だろうこれ、何だか体が締め付けられるのはイヤなんだがな」
「いや聞いてねえよ」
「浦原のヤツめ、サイズがどうのこうのというから午前中に石田のところへ行って調整して貰ったのだ。あやつ中々器用だな」
「いや聞いてねえって」
こちらの話は一切聞かず、ただ嬉しそうに水着姿が写った鏡をちらちらと横目で見ている。
その水着が余程気に入ったのか後ろを向いてみたり生地を撫でて見たりと大忙しだ。
…まあ白くて小さいルキアには紺色がよく似合うな…って違うだろ俺。慌てて自分の頭を掻き毟り現実に引き戻す。
「あーアレか、普段と違う格好がそんなに嬉しいモンなのか」
「な!ち、違うぞ!あ、そうだ水着はあるから早くぷーるとやらへ行こうではないか!」
「まーたそれか。いかねーっつっただろうが」
「何故だ?水着はあるのだから問題無いではないか」
「てめー人の話聞いてたのかよ…」
下らない討論のせいでまた更に体温が上昇したように感じ、目を瞑った。なのにルキアはまだ食い下がらない。

背中だけでなく、手のひらや胸のあたりまで汗が浮いて来た。着ているシャツが肌にじっとりと貼りつく。
夏ってのはどうしてこう……

のしっ

何度目かの愚痴をこぼそうとしたとき、先程から出したままの腹の上に生温い圧力を感じた。
「こんなムシ暑い所で寝ていてるから不機嫌になるのだ。あのぷーるに行けば気分もよくなる」
いやな予感がして目を開くと、水着姿のままのルキアがこれまた偉そうに自分の腹の上で、あろう事か馬乗りになっていた。
「テメーなぁ…そういうありえねー事当然のようにすんなよ…」
「何をぶつぶつ言っておる」
「なんでもねーよボケ。どけろ」
「む、おぬし随分汗をかいているな。暑いからといって冷たいものばかりとっているからだぞ」
そういうと白い手を近付けて、こめかみに幾つも浮いていた汗を脱いだばかりのワンピースの裾で拭ってくれた。
のしかかるやわらかい生肌とワンピースからこぼれたルキアの匂いに、また体温が無駄に上がった気がした。

腹の上で肌を密着させたルキアを見る。丁度視線の高さに半開きの股間が見えて、思わず目をそらした。
だがそらした先にはすらりと延びた白い足があり、どうしたってその先の情景を連想させる。
当の本人は無邪気そうに、ぷーるとやらは素敵だの折角の水着が勿体無いではないか、だのわめいていた。
…たっくコイツは人の気もしらねーで…

「…よしわかった」
先程からだんまりを決め込んでいた自分が急に声を張り上げたのでルキアは少し驚いたようだ。大きな目が更に見開かれる。
「てめーは要するにアレだろ、そのナントカっていうスベリダイにのって爽快感を味わいてぇんだな」
「そうだ、そうすれば貴様もスッキリするだろう?行く気になったか?」
身を乗り出し腰を上げようとしたルキアは、何故か動かない自分の足に気がついた。
一護が自分の両足の膝裏辺りに手を乗せて押さえつけているのだ。見下ろすと、ニヤリと不適に笑う一護の顔とぶつかった。
「だからプールはいかねーって。人ごみ嫌いなんだよ」
「…じゃあなにが”わかった”なのだ。何をニヤニヤしている。不気味だぞ…」
「別にプールなんか行かなくてもソレは味わえんだろ?」
言いながらルキアの膝裏に乗せていた手をツツ、とゆっくり指先を使って移動させた。ルキアがハッと息を飲む。だがもう遅い。
白い太ももを登り、その先のやわらかな双丘に回る。水着の裾から指をねじ込んで後ろの割れ目をたどり、水着がくいこんで出来た痕をなでて骨盤を辿り腹を下りる。
が、その下にある肝心な所には決して触れずギリギリ足の付け根を中指でなぞり、内腿をまた戻って行った。

繰り返すうちに指を這わせたルキアの太股が段々と熱を帯びてくるのが解る。時々ぶるっと小さく震えた。
「…貴様、調子にのるのも大概に…」
「あぁ?…何がだよ?」
すっかり覇気の無くなったルキアが内股になりつま先に力を込め、少し赤らんだ顔にうっすらと汗を浮かべているのが見えた。
手元にあるしわくちゃになったシャツを掴み耐えているが、弱みを見せまいと強がっているのが丸わかりだ。…が、それは逆効果である。
「お前ホント敏感だよなぁ…」
自身の中心にも血がジワジワと集まって来るのを感じながら、閉じられ気味の内腿を登って不意にルキアの股間を水着の上から引っ掻いた。
「うあ…っ!」
反射的に浮き上がる腰を押さえつける。肌と肌が密着した部分からルキアが発した熱と蒸れた汗を感じる。
腹に押し付けられている部分からは、撫で上げて熟れた太股以上の充血と、既にだだ漏れであろう甘ったるい蜜の匂いがする…
すぐにでも押し倒して張り詰めた自身をソコに擦り付けたい欲望に駆られた。
が、このシチュエーションをこれで終わらしてしまうには余りに勿体無い。勿体無さ過ぎる。
考えながらも愛撫の手は休めず、ルキアを焦らせつつ執拗に責めたてた。
水着の上からの刺激では物足りないようで、じれったそうにルキアが腰をくねらせる。
一番敏感な部分が弄くる指先に触れるように自ら腰を押し当てて、わずかに揺すって擦り付けるような動作をする。
暫く無心にその動作を繰り返していたが、そんな自身の痴態に気付いたのか急にルキアは耳まで真っ赤にして寝そべったままの自分を見下ろし睨みつけてきた。
そういう恨みがましい目つきで見下ろされるのも悪くなねぇなぁ…とぼんやり考えながら、もう少しだけ強めに敏感な辺りを弄くってやった。

「んん…ん……ん…」
鼻に掛かったような吐息を聞き取ってから、足の付け根に右手を差し入れずらした水着の隙間から中に侵入する。
もわっとした熱さが指に絡まる。案の定既にぬめった花びらをくちゅくちゅと撫で回し、存分に弄られて腫れ上がった突起を蜜のからんだ指で撫でると、ルキアが堪らず声を上げた。
「あ…いちご…あァ…ッ」
「…でかい声だすなよ…窓、あいてんだぜ…?」
ルキアは快楽でとろんとした眼を窓へ向けると、腕を伸ばしてそれを閉めようとした。が、その手を引いて体ごと抱き寄せる。
ルキアが自分を押し倒しているかのような格好になり、近付いた艶やかな黒髪をかきあげ耳たぶに噛み付き囁いた。
「誰が閉めていいって言った?あちーから開けてんだよ、絶対閉めんなよ…?」
その時丁度窓の外から、のんきそうな女同士の笑い声と車が通る音が聞こえてルキアは途端に身を強ばらせた。
「やっ…はなせ……っ、…ぁ…はァんんっ…」
突起をいじくっていた指を蜜が溢れでる中心へ軽く埋める。それでも性急に掻き回したりはせず、やはりゆっくりと浅い挿入を繰り返した。
ここからはもう見えないが、甘い匂いを発する蜜は開いた水着の隙間を辿り乗せている自分の腹をぬらぬらと光らせた。
吹き出す汗と蜜がルキアと自分の腹をより一層刺激する。既に自分の息も興奮して荒々しいものになり、とっくに勃ち上がっていた中心がギリギリと喚いた。

「…んっ……ふっ…ぅう…ッう……!」
ルキアは片手で自分の口を被い、もう片方はぎゅっとシーツを掴んで絶え間無く与えられる刺激から自然と溢れる喘ぎ声を何とか止めようとしている。
ついには涙目になりはじめたルキアにその時初めて罪悪感を感じたが、同時に声を必死に堪える姿に欲情した。
下を弄る手はそのままに、片手で頭を引き寄せその手を退けさせると快感でわずかに開かれた、濡れた唇に自身のそれを合わせた。
互いの唾液まじりの舌を絡ませては飲み干し、息をするのも忘れたように貪る。
ルキアの股間をいじくり回していた指を水着から引き抜き、上の胸を支える肩紐を下ろして青白い乳房を剥き出しにさせた。
ツンと立った乳首に濡れた指を這わせ、手のひらで全体をきつく揉みしだく。
「いた…っ!…ッ、………!ァ……ッ!」
涙で潤んだ瞳を細めて歯を食いしばっている。それでも時々堪えきれなかったらしいカン高い悲鳴が耳に心地よい。
「……んん!ふ…ぅっ……ぃちごっ…もうやだぁ…っ」
焦らされ続けて必死に懇願するルキアに、一護はようやく体を起こすと性急に水着の下を引きずり下ろした。
つうっとルキア自身と水着の間に透明で粘着質な糸が伸び、ふっつりと切れる。それを見たルキアが恥ずかしげにさっと目を逸らした。
今度は自分がルキアを押し倒す。両足を持ち上げ体を二つに折り、ルキアの充血した花びらが良く見えるように足を大きく割る。
自身の吐き出す蜜によってソコは卑猥に光り、切なげにヒクついて強い刺激を欲しがっていた。

「やぁ…っみるな…っ」
「…なんだよ、そんなに早く挿れて欲しかったのか…?お前のココ、もうぐっちゃぐちゃだぜ…?」
「…ッ!……!!」
「なあ、どうして欲しい?挿れて欲しいのか…?なら言えよ、ドコに何を挿れて欲しい、って言えよ…?」
真っ赤になり何かを言い返そうとするが、咄嗟に上手い言葉が出てこないのか悔しそうに顔を背ける。
そんな強がった行動に余計に昂ぶり、もっと苛めてやりたい、もっと泣かせてみたいとさえ思う。
ルキアの膝裏を押さえつける手を一旦離し、開け放したままだった窓を勢い良く閉める。
「そう恨めしそうな顔すんなよ…もっと良い声でなけよ、弄られまくって今すぐイきそうな程気持ちイイんだろ…?」
戒めを解放されて反射的に閉じようとした足をまた強引に割ってソコに舌を這わせた。
「あっは…ァ!や…!やあぁ!!」
むせ返るような花びらを舌で捲り何度も何度も舐めまわす。一番敏感な所へは時折思い出したように触れてルキアの悲鳴を楽しんだ。
執拗に責めたてられるルキアは自身に執着する一護の髪をひっぱり訴えるが、裏腹に蜜は止めどなく溢れ出し、瞳からも涙が溢れ出た。
じゅるる、とわざとらしく音を立て蜜を吸い上げる。
「あああ!あァっあは…ッん、んあ…っ………あああァ!!」
舌を軽く差し入れしていた時、ひと際大きな声を上げて弓なりになったルキアがひくひくと痙攣した。
「何だよ一人でイッちまったのか…?俺にもソレ、味あわせてくれよ、なあ…」
まだ蠢いたままの花びらに、張り詰めきった自身を添える。
「や…一護…ッ!まだ駄目だ…ッ!あ、やああぁ……!!」

嫌がるルキアに強引に押し入る。充分過ぎるほど濡れたソコは物凄い熱をもっていて侵入してきた異物を追い出そうとうねる肉壁が、我慢しつづけた自身に執拗に絡み付きすぐにでも達してしまいそうな目眩に襲われた。
「や…っ……!……んッ……ふ…ッ…!」
達したばかりなのにまた突き立てられ、辛いのかルキアは絶え絶えで小刻みの呼吸を泣きながら繰り返している。
全身から吹き出す汗と混じった蜜でヌルヌルとしたルキアの付け根に荒々しく腰を打ち付ける。
その度にルキアのソコがじゅぷっじゅぷっと卑猥な音を立てて泡立ち、それが更に欲望に拍車をかけた。
苦悶の表情をしていた筈のルキアも、すぐにまた声を荒げ始める。
「ああっ…あンっ!ひあ…ぁ!んんっ…はんっ!、あァ…っいち、いちごぉ…っ…!!」
「ハァッ……ハ…ッ……ハァ…ッルキ、ア…ッ…」
何も考えられなくなって無心に腰を振って一際奥へ奥へ行こうと、泣きわめくルキアに打ちつけ続けた。
何処までも登り詰めて行きそうな感覚に気が遠くなりだす。
この部屋の湿度が、狂ったような陽射しが、ぐちゅぐちゅとした卑猥な水音が吹き出す汗が喘ぎが蜜がそのむせ返るような匂いが―――
それら総てに興奮して声を荒げ、果てには何度も何度も吐き出した。

真夏の気温のせいだろうか。
未だに引ききらない汗が額を下り首筋へとつたって行った。
どうやら随分眠ってしまっていたらしい。外は既に夕刻の陽射しだ。
ふと隣をみると、涙の跡の残ってしまったルキアがすうすうと穏やかな寝息を立てている。
…少しやり過ぎたか。
乱れて額に張り付いた髪を退けて撫で、なるたけ優しく頬に触れた。
ゆっくりとルキアが眼を開く。
「あ、起きたか」
「……んん…?」
暫くその大きな目をぱちくりしていたが、すぐにハッとした表情になりどうかしたのかと尋ねようとしたら思いっきりひっぱたかれた。
てっきり先程のやや自分勝手な行為を咎められるのかと思ったら、
「…きっさま〜!!何が爽快感だ!!爽やかでも何でもないではないか!」とおよそ見当違いな事を言った。
「いやでも気持ちよかったんだろ?あんだけよがって喘いでたじゃねー…」ぱあん!とまた小気味良い音がして頬に刺激が走る。
「こんのたわけがー!気持ちがイイのは貴様の方ではないか!…決めたぞ、明日は絶対ぷーるへ行く!決定だからな!貴様の意見はきかん!!」
行為の後の気だるさとはまた違う無気力さに襲われて、自然とがっくり肩が落ちた。

翌日、件のプールで案の定おねーさん連れの水色と、対して侘しそうなケイゴに出くわしてしまい何だか泣きたくなったのは言うまでも無い。



(完)