朽木ルキア大ブレイクの予感パート12 :  648氏 投稿日:2006/02/26(日) 00:28:17


「ルキアちゃんまっしろやなあ。」
ギンの口から感嘆の声が漏れる。ルキアはギンを睨みつける。
しかしルキアがどんなに凄んでも、ギンの目にはかまってほしい子猫のように映った。
なぜなら今、ルキアはギンによって着物を一切脱がされ、布団の上に放られているからである。
「でもすぐ、真っ赤になるんや。僕がそうさせたるよ。」
甘い甘い声で耳元をくすぐられ、腰の辺りに蟻が這うようだ。
ルキアは嫌悪感をあらわにした顔で、ギンから顔を背けた。
ギンはそのまま耳の中に舌を滑らせる。
「ん、」
微かに反応を示したルキアにギンは満足げに唇を舐めた。

この日、ルキアは十三番隊の宴会に出席していた。
飲めない酒を上司にさんざん勧められ、酔いつぶれたのであろう。
三席二人の言い争う声で記憶が途切れて、この布団の上で目覚めた。
そのときすでに、ルキアは身包みをはがされた状態であった。

耳から唇を離し、ギンは小振りな乳房に目をつけた。
「ここ、もう硬い。」
ギンは指先で両方の乳首を扱く。
「あっ・・・ひ・・」
ギンが乳首を攻めるたびルキアの呼吸が乱れていく。

ルキアはやがて太ももを無意識に擦り合わせはじめる。
「ちょっとお膝立ててぇな。」
そう言ってギンはルキアの脚をM字型に立たせた。
そしてその脚の付け根に顔を寄せる。
「や、やめろ・・・」
酒が抜けきれていないため、ルキアはうまく抵抗できない。
それをいいことに、ギンはそこをまじまじと観察した。
「きれいや・・・まだ誰にも触らせたことないん?」
「黙れっ!」
ギンはルキアの足首をしっかりと掴んだ。
「じゃあ僕が初めてや。ああ嬉しいなぁ・・・ここ見るんも、舐めるんも、色んなもの入れるんも、全部僕が初

めてや・・・」
ルキアには聞き取れなかったが、ギンはそう呟いたあと、そこに息を吹きかけた。
「ひあっ・・・!」
「感度抜群やな。いい声で鳴きよる。」
ルキアは口を掌で覆う。
そんな初心な仕草にギンは小さく笑った。

「声出さんとあかん。」
ルキアは首を振る。
ギンはあきらめて、またルキアのそこに顔を埋める。
そこはヒクヒクと収縮を繰り返しており、愛撫が待ちきれないといった様子である。
ギンは舌を伸ばして、敏感な陰核をチロチロと舐める。
「んっ・・・ふ、んっ」
くぐもった声がルキアの掌で覆った口から出る。
「ほら言ったやろ。手ぇどかさないと苦しいよ。」
更に陰核を攻め立てる。厭らしい動きだ。
「くっ・・・うう、ん・・・」
いつまで経っても手をどかさないルキアに、ギンは痺れを切らしてその手を払う。
そしてすかさず陰核を愛撫する。
「ああっ・・・いやぁ・・・んあっ!」
「いややないやろ。ええ、って言い。」
「んっ・・・あん!・・・あ、熱いっ・・!!」
ルキアの微妙な変化に気付いてギンは舌での愛撫をやめた。
彼女は物足りないような顔でギンを見た。
「ああごめんな、こっからは自分でいじってみぃ。」
ギンの言ったことを理解できず、必死で反芻する。
みるみるうちにルキアの顔が真っ赤になる。
「何を言う!そんなことできるか!」
「ええんか?僕なんもせえへんよ。」
ルキアの秘部からは愛液が溢れており、中途半端にやめられた愛撫によって痙攣している。
我慢できそうにない、ルキアはそう感じた。
「じゃあ僕が途中まで教えたる。」
ギンはルキアの投げ出された手を取って甲に口付けた。

そのままその手を秘部まで持っていく。
指先を握り、ギンは陰核を狙って動かす。
「あ・・・!いやっ・・・ああん!」
徐々にスピードを上げ、自慰行為をルキアに教え込ませる。
「手ぇ離すよ。ちゃんと僕にみえるようにやってみぃ。」
ギンは添えていた手を離した。
しばらく戸惑っていたが、ルキアは指をそのまま動かした。
「ん、ん、ああ・・・」
ギンがしたように、陰核を皮の上から擦る。
当の男はその様子を正面から座って見物していた。
「そうそう、ええ子や。気持ちええやろ。」
ルキアは小さく頷いた。
ギンはにんまりと笑う。
「あ、や・・・な、何・・・っ?」
ルキアは突然の快感の波が押し寄せてくるのを感じ、ギンに目で縋った。
「どんな感じ?」
のんきに自分のひざに肘をつき、ギンは聞いた。
「おかしいっ・・・体が、んっ・・・変だ・・!」
「それ“イク”言うんや。」
ルキアの動く指をひょい、と持ち上げながら言う。
「やぁ・・・」
小さく声が出る。
「僕がイかせたるから。」
たくさんの愛液のついたルキアの指を丁寧に舐めてから、ギンは自分の指を舐めた。
自分の秘部を舐めた舌が、目の前の男の指を濡らす。
卑猥なその動きに、ルキアは目をそらす。

ギンは愛液を垂れ流して震える秘部の中心、その薄い皮膜を撫でる。
「ほんまに処女や。」
小さく恍惚とした表情で呟く。
「痛かったらゆうて。」
ギンは濡れた人差し指を小さな隙間に挿入した。
「ひゃあんっ!」
ルキアの口から高い声が上がる。
指は更に奥へと進んでゆく。
「指一本が限界や。狭い。」
確認するように呟いて、ギンは指をゆっくりと動かす。
「あ・・・ん、」
前触れなしに指が更にもう一本挿入された。
「いたぁ・・・」
「ちょっと我慢してや、じきによくなる。」
指がバラバラに内部で蠢く。
初めは痛みしか感じなかったルキアの声が次第に上ずっていく。
「ん・・・あん・・・」
「な、いいやろ?ほならもっと激しくしたろか?」
ルキアが心なしか頷いたようであった。
ギンはほくそえむ。
二本の指が出入りを繰り返す。
徐々に速度が上がり、ルキアの声が一層大きくなる。
「あぁっ!あんっ!・・・ひぁ・・・」
「イきそうやろ?気持ちいいんやろ?」
ルキアはあくまで首を振る。
しかし指の出入りする場所からは愛液が飛び散り、布団を汚す。
ルキアが気持ちよさを感じているのは一目瞭然だった。
「ほらそろそろやないの?イくんはじめてやろ?」
三本目の指がすんなりと挿入される。
更に動きが激しくなる。
「あっ・・・やぁんっ!あぁぁあああっ・・・・!」
ルキアの背が反り、つま先が張った。
響く嬌声がギンの耳を刺激する。
飛び散った愛液がギンの手の甲を濡らした。

「今のが“イク”や。よく覚えとき。」
ギンが指を引き抜いた。
ルキアの荒い息遣いが室内に響く。
薄暗くて分からなかったがこの部屋は、三番隊の隊首室だった。
こんなところでこんないかがわしいことを・・・
考えるだけで血の気が引いてゆく。
(第一これは強姦ではないのか?私はもっと抵抗すべきだ。)
ルキアは冷静になった頭で考える。
「ルキアちゃん、どないした?」
ギンが猫撫で声で聞いてくる。
(何を企んでいるのだ・・・)
男のそれがいきり立っている。死覇装の上からでもよくわかった。
(このまま、私は汚されてしまうのか・・・)
ルキアはギンの顔を見つめる。
今にも泣きそうであった。
「市丸隊長・・・私は恐ろしいです。」
ルキアの瞳から涙が零れ落ちる。
「やめていただけませんか。」
ギンはしばらくぽかんとした表情で、ルキアの泣き顔を見ていた。
秘部をさらけだしたままやめてほしいと泣く様は異様だった。

「そ、ええよ。やめるわ。」
ギンは布団の上にあぐらをかいた。
特に怒っている様子もなく、わりと穏やかな表情だった。
「ごめんな、無理させたな。」
ギンらしくない。
ルキアは怪訝な顔をする。
こんなことを言って油断させる気ではあるまいか。
脚を閉じてルキアは体を起こした。
「今服着せたるからな、だるいやろ。寝とき。」
手馴れた手つきでギンはルキアに浴衣を着せる。
まるで壊れ物を扱うかのような手つきだ。
隙をついて、そのいきり立ったものを突き刺そうとする素振りも無い。
(私を犯すつもりではなかったのか?)
ギンの手が帯を結び終える。
「ほな、行き。」
気付けば足袋まできちんと履かされている。
そういえば乱れた髪にもくしが通って元に戻っている。
「はよせんと。」
ギンはルキアの背を押して裏口の戸の前まで追いやる。
ルキアは扉に手をかけた。
一瞬後ろを振り向く。
ギンが立っている。
(な、何だ・・・心臓が・・・)
動悸が急に激しくなったことにルキアは戸惑う。
そのせいで目が潤んだ。
あかん、とギンが呟く。

扉にかけられた指が離れる。
体全体がきつく圧迫される。
今、息ひとつでも吐こうものなら涙が零れ落ちるだろう。
ルキアはそう思った。
「気がおかしくなりそうや。」
ギンの声が信じられないほどに切迫している。
愛してしまったのか。
誰よりも疎ましいこの男を、私は愛してしまったのか。
「苦しいです・・・」
胸が苦しいのは抱きしめられているせいだ、そう願う。


(完)